新たなビジネスツール、AI秘書「TelegramSecretary for Claude」
2026年6月、株式会社めぐる(以下「めぐる組」)が開発したAI秘書エージェント「TelegramSecretary for Claude」がオープンソースとして公開されました。このシステムは、対話アプリTelegram上で動作し、サーバーや追加APIの契約なしで利用できることが最大の特長です。これによって、業務における生産性を向上させつつ、手軽に利用開始できる環境が整ったと言えます。
背景と必要性
現在、建設業界は深刻な担い手不足に悩まされており、限られたリソースで効率的に業務を進めるためのデジタルトランスフォーメーション(DX)が急務です。特に、複数の役割を兼務するプレイングマネージャー型の働き方が一般化し、その中で「移動中でも、手を離せなくてもすぐに指示や相談ができる窓口」の需要が高まっています。このニーズに応える形で、TelegramSecretaryが誕生しました。
TelegramSecretaryの機能
シンプルな操作で業務支援を行うTelegramSecretaryは、以下の3つのステップで機能します。
1. Telegramチャットからテキスト、音声、写真、書類を簡単に依頼します。
2. Claudeが依頼を理解し、情報を収集・整理・分析し、対話を進めます。受け取った画像やPDFの内容も解析可能です。
3. GitHubとの連携により記憶を保存し、次回の応答に活かします。
何より特筆すべきは、外部サーバーを一切持たず、セキュリティリスクを減少させている点です。一般的なボットはメッセージを受け取るために公開サーバーを必要としますが、TelegramSecretaryはスケジュール実行の基盤上で動作し、24時間即応体制を実現しています。
特長と利点
このシステムの特長は次の通りです。
1.
サーバーレス運用:サーバー契約もAPI従量課金も不要。
2.
容易な導入:Claudeのサブスクリプションだけで運用開始可能。
3.
長期記憶機能:GitHubに安全に情報を蓄積。
4.
拡張性:カスタム能力を後から追加可能。
5.
双方向運用:秘書側からも能動的に連絡することができます。
このように、TelegramSecretaryは業務ツールとして優れた設計がなされており、情報をしっかりと理解し、応答します。音声メモや画像の解析も得意で、単なるメッセージのやりとりに留まりません。
OSS公開の意義
クラウド技術を駆使した軽量なこのシステムは、自社内だけで使うのではなく、同様の課題に直面している中小事業者や開発者に自由に使ってもらうことが目的です。そのため、GitHub上でソースコードを公開しています。
開発者の視点
開発者は、AIを単なる道具としてではなく、対等な協働者と位置づける「人機習合」を実践しています。TelegramSecretaryは、忙しいビジネスパーソンがその瞬間に必要な情報や助けを即座に受け取れる形を追求しました。
今後の展望
めぐる組は、実際の運用から得た知見を基に機能改善を続け、特に建設業務に特化した専門的なスキルの拡充を予定しています。中小建設業者のDX支援ツールとして役立つことが期待されています。