熊本の復興支援活動
2020-08-15 21:55:03
熊本の復興を支えるクラウドファンディング支援活動の現状
熊本の復興を支えるクラウドファンディング支援活動の現状
令和2年に発生した熊本豪雨による被害は、地域社会に深刻な影響を与えました。これに対し、一般社団法人熊本支援チームが立ち上げたクラウドファンディングは、復興支援に向けての新たな一歩となっています。一般社団法人熊本支援チームは、熊本県人吉市を拠点に活動しており、豪雨災害の復旧活動を支援するため、地元の学生を中心としたボランティアチームを結成しました。
このプロジェクトは、立ち上げからわずか3日で600万円という目標達成を果たし、8月15日までには1700万円以上の支援金が集まりました。この成功は、地域の力が結集していることを示しており、さらなる支援の波を呼んでいます。
また、支援プラットフォーム『スマートサプライ』は、必要な物資を確保するために国内および海外から850万円以上を調達。このような取り組みが、物資を必要としている人々に直接届く仕組みとなり、より具体的なニーズに応えています。
復旧のフェーズが進む中、次のステップで求められるのが具体的なニーズに根ざした資金調達です。熊本支援チームは、クラウドファンディングの立ち上げや運営を支援するサービスを始めました。これは、短期的な支援に留まらず、長期的な視点での復興を目指していることを示しています。
無償でのサポート内容
特に注目すべきは、熊本支援チームが提供する無償のサポート内容です。これには、クラウドファンディングのための文章作成支援、写真や動画の撮影、さらにはトップ画像のデザインなどが含まれます。支援を必要とする団体にとって、これらのサポートは非常に有意義なものであり、実際のプロジェクトでも目標達成に向けて大きな効果を発揮しています。
たとえば、芦北町にある『岩永醤油』は、水害により様々な資産を失ってしまいましたが、クラウドファンディングによって8月11日に300万円の目標を3日で達成しました。このような具体的なケースは、支援チームの活動が地域に与えるインパクトを如実に示しています。
さらなる支援の必要性
これからの熊本県は、復興のための支援金や物資だけでなく、具体的なニーズに応じた資金調達が必要になります。熊本支援チームは、このことを強く認識しており、今後も地域社会とともに変化し続ける支援の在り方を模索していく意向です。また、球磨村でアウトドア事業を営む『ランドアース』のプロジェクトも計画されており、これからも支援の輪が広がることが期待されています。
支援を必要とする企業や団体は、ぜひ気軽に熊本支援チームへ相談してみてください。このような連携が、被災地の復興と再生につながるために不可欠です。
熊本支援チームの背景
熊本支援チームは、2011年3月の東日本大震災を契機にスタートし、熊本県内の有志メンバーによって運営されてきました。2016年の熊本地震では、実際に被災しながらも積極的な支援活動を展開しました。2020年7月の豪雨による影響も受け、翌日から即座に支援活動を開始していることからも、チームの体制と強い連携が伺えます。これからも熊本支援チームは、地域とともに支え合いながら復興に取り組んでいくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人熊本支援チーム
- 住所
- 熊本県熊本市東区桜木3-1-26ディカーナビル1階
- 電話番号
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