ハイロボティクス「HaiPick Climb」が10,000台受注を達成
物流自動化の分野で注目を集める株式会社HAI ROBOTICS JAPAN(以下、HRJ)は、同社が開発したケースハンドリングロボット「HaiPick Climb」が、2026年7月時点で世界累計受注台数10,000台を突破したと発表しました。この成果は、他国の物流現場においても、同ロボットが広く受け入れられ、高密度保管と自動搬送というニーズに応えた結果だと言えるでしょう。
HaiPick Climbの役割と特長
HaiPick Climbは、物流や製造現場での効率化を実現するために、高密度保管と自動搬送を両立するロボットシステムです。具体的には、ラックを昇降しながら、様々な商品を柔軟に取り扱います。この機能によって、ユーザーは限られたスペースの中で最大限の効率を引き出すことが可能です。特に、大規模な物流拠点では、1,500台以上のHaiPick Climbが導入され、自動化基盤としての成果を挙げています。
段ボールケースの搬送にも対応
最近のアップデートで、HaiPick Climbは新たに段ボールケースの搬送にも対応しました。この変更により、従来のトートだけでなく、物流現場で一般的に使われている段ボールケースの取り扱いが可能になり、適用範囲が広がることが期待されています。
今後、このロボットは高密度な自動保管や出庫から、パレタイズやパレット搬送に至るまでの物流工程全体の自動化に寄与していくことは間違いありません。多くのロボットや設備との連携が可能になることで、物流業界はさらなる生産性向上を図ることができるでしょう。
「国際物流総合展2026」での実演
HRJは、株式会社山善と共同で「国際物流総合展2026」に出展します。このイベントでは、段ボールケースの搬送に対応したHaiPick Climbを中心に、協働ロボット「TECHMAN ROBOT」や最大可搬重量1,200kgを誇る潜り込み式搬送ロボット「K1200」の組み合わせによって実演を行います。
デモンストレーションでは、HaiPick Climbが高密度保管エリアから段ボールケースを出庫後、TECHMAN ROBOTがパレタイズを行い、完成したパレットをK1200が搬送する流れが示されます。この一連の流れを通じて、物流工程全体の自動化にどのように対応できるのかが実際に確認できます。
物流業界の課題への対応
物流業界では、人手不足や限られた倉庫スペースの有効活用に加えて、多様な荷物への対応など、様々な課題が存在します。そのため、「高密度保管からパレタイズまで。一気通貫の物流自動化。」を実現するために、HaiPick Climbとその周辺機器がどのように機能するかは注目されています。
HRJは、HAI ROBOTICSが全球で培ったロボティクス技術を活かし、日本と海外のニーズに応じた自動化ソリューションの構築に取り組んでいることを強調しています。これは、日本の物流や製造現場における技術革新をさらに促進する要素となるでしょう。
会社情報
HRJは、2021年に設立され、ACRシステムの導入から運用・支援までを手掛けている企業です。自動化技術は日々進化し続け、HRJはその最前線で活動しています。将来的には、さらなる自動化ソリューションを提供し、日本国内の物流、製造業界に貢献し続けることが期待されています。