無人機による災害支援
2025-12-19 20:21:24

岡山県鏡野町と福田農機が無人航空機を活用した災害支援協定を締結

岡山県鏡野町と福田農機の新たな連携



岡山県苫田郡鏡野町と福田農機株式会社が、「災害時における無人航空機による活動支援に関する協定」を締結しました。これは2025年12月15日のことで、地震や風水害等の災害が発生した際、ドローンを利用して情報収集や支援活動を迅速に行うためのものです。

協定の背景と目的



鏡野町は広大な土地面積を有し、山間部が多いことから、大規模な災害発生時には土砂崩れによる交通障害や、被害状況の把握が難しいという課題があります。この課題に対し、福田農機株式会社は、最新のドローンを駆使した技術力が強い企業です。

この協定により、災害時に民間企業の柔軟性と専門技術を防災体制に取り入れ、町民の安全と被害の最小化を目的としています。専門スタッフと共に、スピーディーかつ正確な情報収集が行われると期待されています。

協定による具体的な支援内容



協定の内容には、以下の活動が含まれます:

  • - 地震や風水害に関する情報収集や物資運搬のための連携。
  • - ドローンの活用による被災地への調査、情報収集。
  • - ドローンを使用した進入困難な場所での空撮、行方不明者の捜索支援。
  • - 医薬品や緊急物資の搬送、公共インフラの安全確認。

ドローンによる物資搬送デモ



協定締結の際、鏡野町役場ではドローンを使用した物資搬送のデモンストレーションも行われました。使用されたドローンは農業用ドローン「DJI AGRAS T70P」で、リフティングキットを利用することで最大65kgの物資を搬送できます。デモでは、テントや毛布、食料水の運搬が成功裏に行われました。

両者のコメント



災害に対する備えが整いつつある中、両者からのコメントも印象的です。鏡野町の町長、瀬島栄史氏は、「ドローンは災害初期対応のスピードを劇的に高めてくれる」と語り、この連携が町民にとっての大きな安心材料になることを述べています。
一方で、福田農機株式会社の代表取締役、福田順也氏は、「地域に根差す企業として、技術を町の安全に役立てることを誇りに思う」とし、即座に対応できる体制を整える意気込みを示しました。

福田農機株式会社について



福田農機株式会社は、農業機械やドローン事業を展開しており、10年以上の経験を持つ企業です。DJI推奨修理センターとして、毎年400台以上の大型ドローン整備を行っています。輸送用ドローンのシステム開発も手掛け、スマート農業への具体的な提案に力を入れています。

会社情報


  • - 社名: 福田農機株式会社
  • - 本社: 岡山県苫田郡鏡野町古川1038
  • - 代表取締役: 福田順也
  • - 事業内容: スマート農業機器の販売・整備・教習事業
  • - 設立: 大正12年
  • - 連絡先: 0868-54-0260

福田農機と鏡野町の共同作業は、今後の災害対策のモデルケースとなりそうです。地域社会への貢献を通じて、さらに安全な未来を築いていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
福田農機株式会社
住所
岡山県苫田郡鏡野町古川1038
電話番号
0868-54-0260

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