イチゴ栽培の新技術
2026-06-26 10:25:02

ごみ処理施設のCO₂を活用したイチゴ栽培の実証研究が終了

ごみ処理施設のCO₂を利用したイチゴ栽培の実証研究



株式会社タクマとイオンアグリ創造株式会社は、2023年11月から2026年4月の間、東京都町田市のごみ処理施設で発生する燃焼ガス中のCO₂を用いたイチゴのハウス栽培の実証に取り組みました。新しい農業技術を用いて、持続可能な未来を目指す取り組みとして注目されています。これまでの温室栽培は、化石燃料を用いる慣行栽培が一般的で、CO₂排出の増加や高い運営コストが課題とされてきましたが、この実証研究ではその問題に立ち向かいます。

燃焼ガスの利用



本実証は、町田市の「町田市バイオエネルギーセンター(MBEC)」で実施され、同施設で発生するCO₂を活用しています。タクマが開発した燃焼ガス浄化設備「t-CarVe®」を用い、燃焼ガスから有害成分を除去し、CO₂が豊富な浄化ガスをグリーンハウスに供給しました。これにより、光合成を促進し、イチゴの収穫量が従来の約20%増加する成果が得られました。

更に、化石燃料を使わないことで、年間約300トンのCO₂削減が実現し、運用コストも約40%削減できることが報告されています。

成果報告会の様子



本実証の成果を報告する会には町田市の関係者も参加し、研究結果の詳細が発表されました。参加者たちは、実証研究で栽培されたイチゴを試食し、その品質が一般的な農園で栽培されたイチゴと同等であることを確認しました。このことは、今後のサステナブルな農業の方向性を示す重要な成果となりました。

今後の展開



タクマは、この実証研究で得た知見を活かし、全国の地方自治体や民間企業に対して「トリジェネレーションシステム」を展開していく考えです。これは、環境に配慮した農業の実現と、脱炭素社会の早期実現に向けた大きな一歩です。

また、タクマは、カーボンニュートラルを早期に実現するための取り組みを広く知ってもらうべく、自社公式YouTubeチャンネルに短編動画を公開し、技術の詳細を説明するパンフレットも作成しました。これらの資料は、持続可能な社会の構築に向けた同社の取り組みを広めるために役立てられています。

まとめ



今回の実証研究は、都市部のごみ処理施設から生まれる資源を有効活用することで、環境への負荷を軽減しつつ、農業生産性を向上させる新たな可能性を示すものです。タクマの「トリジェネレーションシステム」のような取り組みが、今後の農業の在り方を大きく変えるかもしれません。


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会社情報

会社名
株式会社タクマ
住所
兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号
電話番号
06-6483-2609

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