杉並区民と企業が協力してネパールの教育支援に挑む!キャンペーン第16弾スタート!
東京都杉並区を拠点に活動する特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンは、2025年12月1日から「杉並区民の手でネパールの子どもたちに教育を!」というキャンペーンの第16弾を開始しました。このプロジェクトは、杉並区の住民や企業が協力して、古本やDVD、未使用切手等の寄付を通じて、ネパールの子どもたちに教育支援を行うことを目的としています。
杉並区民が力を合わせた16年の歩み
このキャンペーンは、2010年から始まり、地域の人々と企業が一緒にネパールの教育支援に取り組む機会を提供しています。国際協力NGOであるチャイルド・ファンド・ジャパンは、開発途上国の子どもたちの未来への投資として、長年教育支援に力を入れてきました。今年で50周年を迎える同団体は、地域との連携を重視し、杉並区民一人一人が参加できる機会を作っています。
寄付者の輪が広がるキャンペーン
キャンペーンの参加方法は至ってシンプルで、区内の公立小中学校や地域の広報を通じて広く知られています。さらに、小中学生や保護者が主体となり、自ら寄付を呼びかける姿も見られ、地域の結束が強いことが特徴です。これまで3,000名以上が参加し、約990万円分の寄付が集まりました。
しかし、近年参加者数が激減しており、昨年度は参加者が84%も減少。これは、年賀状を送る文化が薄れた影響や、デジタル化が進んだことが影響しているとみられています。特に、寄付が教育支援に繋がる重要性が薄れていることが目の前の課題です。
具体的な支援内容
これまでのキャンペーンの寄付金は、ネパールでの教育に関わるさまざまな支援に活用されてきました。特に女の子たちには学用品やソーラーライトが提供されており、これによって子どもたちの学びやすい環境が整えられています。ネパールの地方部では、教育を受けられない子どもたちが多く、特に小学生の5人に1人は卒業できないという現実があります。
杉並区はネパールとの関係が深く、区内にも多くのネパール国籍の住民がいます。このような背景からも、地域の人々が協力する意義が高まっています。SDGsの目標1「貧困をなくそう」や目標4「質の高い教育をみんなに」にも寄与するこの活動は、地域の特性を活かした支援でもあります。
参加を促す新たな工夫
本キャンペーンでは、子どもたちにも理解しやすいポスターを作成するなど、参加を後押しするための取り組みが進められています。また、古本やDVD、ブルーレイなども寄付できるようになったため、年賀状じまいで参加しづらい方でも簡単に参加できる仕組みが整っています。さらに、寄付に参加することで、地域の子どもたちとネパールの子どもたちの未来を結ぶ手助けができるのです。
受け取る側の声
ネパールでの教育支援は、ただ物品を送るだけでなく、文化交流や異文化理解の促進にもつながっています。寄付がどのように使用されているのかを知ることで、寄付者自身も成長を感じることができ、また教育を受けるネパールの子どもたちも明るい未来を見据えることができます。このように、支援の輪が広がることは、杉並区に住むすべての人々にとっても有意義なプロジェクトです。
まとめ
「杉並区民の手でネパールの子どもたちに教育を!」キャンペーン第16弾は、2025年12月1日から2026年2月28日まで実施されます。寄付によっては、多くの子どもたちの学びが支えられ、未来を開くきっかけになるでしょう。地域の力を結集し、SDGsに貢献する一歩として、皆さんも参加してみませんか?