2024年度 Term4 に、名古屋商科大学 経営学部に2名の教員が着任しました。経営学部の准教授にLIU Lian 氏、専任講師にHAM Minjeong 氏が着任しました。両名は経営学部に所属し、主に経営管理課程で提供する英語による授業を担当します。
経営管理課程は、経営学部、経済学部および商学部の3学部が連携する学問横断的な教育課程で、欧米において伝統的な学位「BBA(Bachelor of Business Administration)」が授与されます。教育課程は全て英語のみで学修するGlobal BBAまたは日本語で学修するBBAを提供し、世界中の留学生とともに学ぶことができる国際性豊かな学修環境を提供しています。
LIU Lian 准教授は、北京科学技術大学で学士号と修士号を取得し、早稲田大学で博士号を取得しました。アジア開発銀行研究所、JICA緒方研究所などの一流研究機関で、ESG投資、気候変動、東アジアの金融市場、マイクロファイナンス機関の借入行動などのテーマについて応用研究を行ってきました。また、武蔵野大学や明治学院大学で教鞭をとった後、2024年11月より現職となりました。氏の論文は、Journal of Risk and Financial Management、Economic Analysis and Policy、Cities、Journal of the Asia Pacific Economy、Singapore Economic Review、International Review of Economics & Financeなどの国際的な査読付ジャーナルに掲載されています。
HAM Minjeong 専任講師は、韓国の延世大学で情報システムの博士号を取得しました。高麗大学博士研究員を経て、2024年10月より現職です。研究分野はデジタルビジネスであり、特にE&M(Entertainment & Media)産業における情報システムの導入と活用に焦点を当てています。具体的には、人工知能やパーソナライズ化されたアルゴリズムといった新技術が、クリエイティブ分野やコンテンツ消費行動に与える変革的な影響に着目し、パーソナライズ広告におけるプライバシー問題を軸として、ユーザーデータ保護と効果的な広告ターゲティングのバランスについて研究を進めています。
両氏の専門知識は、経営管理課程の学生にとって貴重な学びとなるでしょう。特に、ESG投資やデジタルビジネスといった現代社会における重要なテーマについて、実践的な知識と最新の研究成果を学ぶことができる点は大きな魅力です。
名古屋商科大学経営学部は、今後も時代のニーズに対応した教育研究体制を強化していくとともに、国際的な視野を持った人材育成に力を入れていきます。