清山市長が優勝チーム「HAY!」を表敬訪問した意味とは?
2024年8月17日に宮崎県宮崎市で開催された『スポGOMI甲子園2024・宮崎県大会』において、鵬翔高校と大宮高校の混成チーム「HAY!」が見事に優勝を果たしました。この大会は、15歳から18歳までの高校生が3人1組のチームを組み、指定されたエリア内のごみを拾い、その質や量をポイントとして競います。地球規模でのごみ問題に対する意識を深めるための「スポーツ」として、多くの市民には新しい形の取り組みとして受け入れられています。
優勝から約2ヶ月後の2024年10月30日、チーム「HAY!」のメンバーは清山市長に表敬訪問し、大会での活動を報告しました。このアプローチは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環であり、高校生たちの活動が海洋ごみ問題改善へとつながることを期待されています。
表敬訪問の内容
訪問は宮崎市役所の市長室で実施され、清山市長との会談を通じて大会の成果や今後の展望が語られました。スケジュールは以下の通りです:
- - 17:00 市長との会談
- - 17:10 市長取材
- - 17:15 フォトセッション
- - 17:25 優勝チーム取材
- - 17:30 終了
清山市長の期待
清山市長は、「ごみ拾いをスポーツにするという取り組みは非常に興味深い」とし、これを基に市民の海洋ごみに対する関心が高まることを期待しています。また、12月に東京で開催される全国大会に向けて「HAY!」への激励のメッセージも送られました。市長の言葉からは、地域の海洋ごみ問題に対する真摯な姿勢が伺えます。
優勝チーム「HAY!」の挑戦
優勝チームを代表して参加したメンバーは、県大会での成功の要因を自らの作戦に求める答えを述べました。特に、ビンなどの重いごみを集中して拾う戦略が功を奏したと言います。しかし、全国大会においては見知らぬ土地でごみがどう配置されているかがわからないため、さらなる戦略の練り直しや、チームワークを活かした活動が求められることを言及しました。宮崎県代表として上位入賞を目指し、強い意志をもって挑む姿勢が印象的です。
海洋ごみ問題への意識向上
プログラム「CHANGE FOR THE BLUE」は、単なるごみ集めという活動に終わらず、参加者一人一人が海洋ごみ問題を自分の問題として捉える意識を促します。この意識の形成こそが、今後の海洋環境改善につながる鍵なのです。この取り組みは、一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションが企画運営を行い、日本全体に広がることを願っています。
結語
今後の「HAY!」の活動や全国大会における成果に期待を寄せる市民の声は多く、清山市長のメッセージにもあったように、海洋ごみ問題へ向けた理解が、より一層深まることが重要です。このような取り組みが広がることで、未来の海洋環境がより良いものへと変わっていくでしょう。