株式会社フュージョンテクノロジーが「RAYSHAPE」光造形DLP 3Dプリンターを販売開始
株式会社フュージョンテクノロジーは、「RAYSHAPE」ブランドの光造形DLP 3Dプリンターの取り扱いを始め、新たな3Dプリントの可能性を提示しています。この製品は、工業グレードの樹脂を使用し、精密な造形が可能で、最終製品としての利用も見込まれています。特にDLP方式を採用しているため、従来のSLA方式に比べて造形速度が大幅に向上しました。
DLP方式の最大の魅力は、同時に複数の造形物を短時間で生み出せる点です。この特性により、製造現場でも大いに活用されることでしょう。さらに、フュージョンテクノロジーでは国内在庫を整えており、迅速な対応を提供しています。
特徴と利点
「RAYSHAPE」シリーズの3Dプリンターは、次のようなさまざまな特長を有しています。
高精細な造形
DLPプロジェクターの画素サイズが最小50μmで、非常に繊細なディテールを再現することが可能です。この高精度の印刷技術は、医療や精密機械、科学研究の分野にとって革命的な意味を持ちます。多様な業界での応用が期待されており、特に高い精度が求められる製品に威力を発揮します。
高温対応
ビルドチャンバーは加熱機能を備えており、最大60℃までの加熱が可能です。これにより、高粘度・高分子の樹脂も使用できるようになり、構造が強く、物理的特性が優れた造形物の製造が可能となります。これまでの3Dプリンターでは難しかった高性能の部品製造が実現します。
豊富なレジンラインナップ
フュージョンテクノロジーは10種類以上の工業グレード樹脂を提供しています。スタンダードなものはもちろん、高耐熱性、高剛性、高靭性のものも揃い、さまざまな用途に利用可能です。また、オープンレジン方式を採用しているため、安全性の高い国産の水洗いレジンとの互換性も持っています。
充実したアフターサポート
製品を購入した顧客に対しては、無料のテクニカルサポートを提供しており、印刷設定やエラーに関する相談にも迅速に対応します。これにより、ユーザーが安心して製品を利用できる環境が整っています。
商品ラインナップ
フュージョンテクノロジーでは、以下の5機種を展開しています。各モデルは異なる精度と特性を持ち、多様なニーズに応えます。
- - Shape1+
- - Shape1+HD
- - P200
- - P400
- - P400HD
Shape1+シリーズ
新しいDLP方式の3Dプリンターで、造形時間を大幅に短縮し、印刷の安定性も向上しています。直感的なタッチパネルで操作できるほか、スライスソフト「ShapeWare」が付属しています。
P200シリーズ
75μmの超高精度印刷が可能で、工業用グレードのDLPプロジェクターを搭載しています。これにより、大量生産のニーズにも応えており、これまでにない粘度の高い樹脂での印刷も実現。
P400シリーズ
部品の精度向上を目指し、大型印刷や量産を想定した設計のDLP 3Dプリンターです。高精度な出力を実現するために独自の補正機能を持ち、使いやすさにも配慮されています。
まとめ
株式会社フュージョンテクノロジーは、3Dプリント技術に革新をもたらし、様々な工業用途に貢献していきます。「RAYSHAPE」シリーズは、最新の技術を駆使した製品であり、多くのビジネスシーンでの活躍が期待されます。これからの展開にも注目です。