高山の児童たちが収穫したタカネコーン
岐阜県高山市にある朝日小学校の4年生児童が、9月1日に地元の特産品「タカネコーン」の収穫体験をしました。この地域特産のとうもろこしは、厳しい気候条件で育てられ、その味わいは格別です。子どもたちは、約250本のとうもろこしを丁寧に収穫した後、生の状態でその甘さを堪能しました。
タカネコーンの誕生
「タカネコーン」は、飛騨高山の高根町で育てられる地域ブランドのとうもろこしです。この名称には、「高根の自慢のトウモロコシ」と、「高根へおいでよ」といった励ましの意味が込められています。標高1,200メートルから1,300メートルに位置し、昼夜の温度差が大きいこの地域で育まれたタカネコーンは、糖度の高さが特徴で、なんと17度から19度を誇ります。まるでメロンのような甘さを実現しており、ひと口食べるとその瑞々しさに驚かされます。
特徴と栽培方法
タカネコーンは、一本あたりの重量が平均400グラムを超え、大粒で皮が薄く、食感も非常に優れています。栽培にあたって農家は手間を惜しまず、まずハウスで育苗を行う後、露地での栽培を行います。この際、「一番果」のみ残して栄養を集中させることで、甘さや大きさ、旨味全てにこだわったとうもろこしが育ちます。収穫は、最も甘さが増す早朝に行われ、新鮮な状態が保たれるのも魅力の一つです。
地域ブランドとしての位置づけ
タカネコーンは、「メイド・バイ飛騨高山」という地域ブランドに認証されており、その品質は信頼されています。高山市としても、その特産品を守り育てていくための取り組みを行っており、地域の人々が誇りに思う存在です。
購入方法
タカネコーンは、道の駅「飛騨たかね工房」(高山市高根町中洞767-4)で販売されています。電話での問い合わせ先は0577-59-6020で、夏限定で直売を行っています。特に9月中旬頃までの数量限定販売となるため、事前確認をお勧めします。また、道の駅では地域の特産「火畑そば」や「酸菜」も取り扱っており、観光客や地元の人々に人気があります。
お問い合わせ
タカネコーンについての詳細や、購入に関するお問い合わせは、高山市高根支所地域振興課まで。住所は岐阜県高山市高根町上ケ洞481、電話番号は0577-59-2211です。地元の魅力を感じさせるタカネコーン、ぜひ試してみてください。