インフラ点検分野における新たな協力の枠組み
株式会社Liberaware(千葉県千葉市)は、韓国のテクノロジー企業Sierra BASEと戦略的な業務提携に関する基本合意書(MOU)を締結しました。この提携は、インフラ点検の効率化を目的としており、両社の強みを活かしながら新たな市場機会を創出することを目指しています。
提携の背景
Liberawareは、屋内での狭小空間に特化したドローン「IBIS2」を開発・販売し、インフラ点検や保守に新たなソリューションを提供してきました。一方、Sierra BASEはAI技術とSLAM技術を駆使するソフトウェアの開発において韓国国内での強い地盤を持ち、各種スマートインフラ関連のプロジェクトに参画しています。
今回のMOU締結により、両社は高い技術力と営業ネットワークを融合させ、韓国国内においてドローンとソフトウェアを駆使したインフラ点検ソリューションを展開することが期待されています。また、次世代の点検ソリューションの開発と社会実装を図ることも目的にしています。
主な提携内容
提携の具体的な内容は以下の通りです。
1. ドローンおよびデジタル基盤を活用した設備点検ソリューションの共同事業化。
2. 点検ソリューション事業を拡大するための設備、人材、運営における協業。
3. マーケティング、セールス、広報活動の共同推進。
4. 各社の専門性と資源を利用した共同プロジェクトの発掘と推進。
5. その他、両社に必要な協力内容。
今後の展開
LiberawareとSierra BASEは、それぞれの国における技術的な信頼性を活かし、より高度なインフラ点検の実現に向けて取り組んでいく方針です。無人自動化された次世代型インフラ点検・診断ソリューションの実証や商用化を共同で進め、地域社会への導入も視野に入れた展開を計画しています。
この取り組みにより、利用者の安全性向上、コスト削減、持続可能な社会インフラの構築へ貢献することを目指しています。
株式会社Liberawareについて
Liberawareは「誰もが安全な社会を作る」をミッションに掲げ、特に「狭くて、暗くて、危険な」とされる屋内空間での点検・計測に特化したドローンの開発を行っています。自社開発のドローンで収集したデータを解析し、インフラ点検や維持管理ソリューションを提供しています。また、「見えないリスクを可視化する」ことをビジョンに掲げ、安全で平和な社会の実現に向けた取り組みを進めています。
会社情報
- - 会社名:株式会社Liberaware(リベラウェア)
- - 代表取締役:閔弘圭(ミン・ホンキュ)
- - 所在地:千葉県千葉市中央区中央3-3-1
- - 設立:2016年8月22日
- - 事業内容:ドローン事業、デジタルツイン事業、ソリューション開発事業
- - 公式URL:Liberaware
- - Xアカウント:@Liberaware