品川区、生成AIを利用した行政評価の実証実験スタート
品川区では、2023年2月より株式会社WiseVineと連携し、生成AIを活用した予算編成及び行政評価の実証実験が始まります。このプロジェクトは、「しながわシティラボ」という官民共創のプラットフォームを通じて実施され、地域の社会課題解決を目指す取り組みの一環です。
しながわシティラボの概要
「しながわシティラボ」は、品川区が大学や研究機関、民間業者と連携してSDGsに基づいた地域課題の解決を図るためのイニシアティブです。この仕組みでは、民間企業などからの提案を採用し、行政の実験場を提供することで新しいソリューションの創出を促進しています。今回の実証実験も、その一部として位置づけられています。
実証実験の目的と方法
この実験では、主に政策立案、予算編成、そして行政評価に特化したAIサービスを活用します。過去の行政評価データをAIが分析することで、類似事業の抽出や比較が可能となり、評価の客観性や透明性を向上させることが期待されています。
具体的には、AIが過去のデータを整理・分析し、行政サービスの効率性を高めるために必要な情報を提供します。これにより、行政職員が本来の業務である政策立案や議論に集中できる環境が整うことを目指しています。
労働力不足への対策
日本全体で進む労働力不足を背景に、品川区でも業務の効率化が急務とされており、これまでも対話型生成AIチャットサービスや音声文字起こしサービスを導入してきました。今回の実証実験は、その進化版ともいえるもので、業務の根本的な改良を図るものです。
今後の展望
令和8年3月からは複数回にわたり検証を実施し、その結果を基に行政経営分野での生成AI活用の可能性についても検討していく予定です。これにより、品川区が未来の行政としてのモデルを築くことが期待されています。AI技術の進化が、行政サービスの質をどのように向上させるのか、今後の動きが注目されます。
行政評価の新たな風をもたらすこの実証実験、品川区の取り組みにぜひご注目ください。