南三陸ワイナリーが日本ワインコンクールで受賞
南三陸町の地域振興を目指している南三陸ワイナリーが、2019年の日本ワインコンクールで受賞を果たしたことが話題になっています。この受賞は、同社が新たに制作したワインに対して与えられたもので、地元の特産品を活用した地域おこしの重要な一歩とされています。
南三陸ワイナリーの誕生
南三陸ワイナリーは2017年に「南三陸ワインプロジェクト」として活動を開始しました。このプロジェクトは、南三陸町地域おこし協力隊の支援を受け、遊休地を活用してワイン用ぶどうの栽培と醸造を行うことを目的としています。町の特産物である海産物とワインとのマリアージュを追求することで、新しい南三陸ブランドの創出を目指しています。これにより、6次産業化の促進と地域産業の活性化が期待されています。
2019年には南三陸ワイナリー株式会社として法人化され、さらなる展開を図っています。ワイナリー開設から2年後の2019年4月17日に、初の商品が市場に登場しました。
受賞したワインの特長
今回受賞したのは、「DELAWARE 2018」という商品名の白ワインで、山形県で栽培されたぶどうを使用し、仙台秋保醸造所で委託醸造されました。このワインは、完熟したぶどうのフレッシュな青リンゴの香りと爽やかな味わいを楽しめる辛口の白ワインです。アルコール分は11.5%で、750mlのビンに詰められ、手頃な価格の2,500円(税抜)で販売されています。
地域食材とのペアリング
南三陸ワイナリーは、地域の食材を生かしたワインづくりを進めており、チャンスを捉えて秋には南三陸町で育てられたぶどうを使った新たなワインの醸造を予定しています。2020年には地元内での醸造施設の開設を目指しており、これによりさらなる品質向上が期待されます。今回の受賞を機に場所特有の食材や風味に合うワインの製造に邁進し、地元への貢献を強化する意向を示しています。
地元の支援と未来
南三陸ワイナリーの取り組みは、地域住民と観光客との結びつきを深めるだけでなく、南三陸町全体のブランド力を高める役割も果たします。新たな地産地消の形としてのワイン文化を根付かせ、地域経済の活性化という大きな目標に向かって進み続ける南三陸ワイナリーの成長から目が離せません。
公式ウェブサイトでは、商品の詳細やワイナリーの最新情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。南三陸町の魅力とワインのペアリングを体験できる機会が待っています!
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