AIが製造を革新
2025-02-13 10:28:40

フューチャーアーキテクト、エッジAIソリューションを鴻池運輸に導入して製造業務を変革

フューチャーアーキテクトが鴻池運輸へエッジAIを導入



フューチャーアーキテクト株式会社は、2024年12月より鴻池運輸株式会社の製造業務に自社開発のエッジAIソリューション「Future EdgeAI」を導入しました。この画期的な取り組みは、製造業の効率化と品質向上を目指しており、今後の業界全体に大きな影響を与えると期待されています。

「Future EdgeAI」は、オフラインでも動作可能なスマートフォン上のAI-OCR(光学文字認識)ソリューションです。過去の導入実績から、多くの物流現場で業務の迅速化に寄与してきました。特に、製品のピッキングや棚卸、検品作業においては、現場に応じたカスタマイズが施されており、さらに効果的な業務運用が実現されています。

鴻池運輸は、既に2024年4月に「Future EdgeAI」を物流倉庫でのバーコードや2次元コードがない製品のピッキング業務に導入していますが、今回は新たに千葉東営業所での製造数チェック作業に適用することとなります。これは、メーカーからの委託で数百種類に及ぶ住宅設備の製造と管理を行っている同営業所の具体的なニーズに応えるものです。

エッジAIがもたらす革新



この新しいプロジェクトでは、従来の目視による照合作業を置き換えるため、「Future EdgeAI」搭載のスマートフォンが重要な役割を果たします。担当者はパレットの側面をスマートフォンで撮影し、その後連動してもう一台のスマートフォンがさらに撮影します。このプロセスにより、「Future EdgeAI」は自動的に製造指示書の内容と製品ラベルを読み取ることができ、正確なチェック結果がPC上に表示されます。これにより、目視による労力を大幅に軽減し、月間で約23時間の業務削減が期待されています。

持続可能な物流業界へのシフト



フューチャーアーキテクトは、物流事業における専門性を活かし、効率化を追求し続けています。知見とテクノロジーを駆使したコンサルティングサービスにより、「戦略・ビジネスデザイン・システムデザイン」の各分野でのソリューションを展開し、持続可能な物流業界の実現に貢献していく方針です。

「Future EdgeAI」は、スマートフォンやハンディーターミナルで書類や伝票の撮影を行い、即時にデータ化できるため、手書きの情報も高精度で読み取ることが可能です。また、印刷面にある擦れや水濡れ、折れのあるバーコードなども読み取れるため、現場のニーズに合わせたカスタマイズも実施できます。

この新たな取り組みが成功すれば、製造や建築、流通など、他の業務分野への応用も期待されるでしょう。フューチャーアーキテクトは、今後もエッジAIを駆使し、各業界での業務効率化を加速させることを目指しています。


画像1

会社情報

会社名
フューチャー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
電話番号
03-5740-5721

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。