大日本印刷、メタバース空間で新たな学習体験を提供
大日本印刷株式会社(DNP)は、2024年11月20日から22日まで幕張メッセで開催される『第4回 XR・メタバース総合展 秋』に出展します。同社が開発した革新的な「メタバース空間を利用したラーニングシステム」が、9月に開催された『JAPAN Metaverse Awards 2024』でメタバースジャパン特別賞を受賞したことを受け、この展示会でシステムの紹介とデモ展示を行います。
没入感の高い3Dメタバース空間で学習意欲を高める
DNPのラーニングシステムは、3Dメタバース空間の没入感の高さに着目。児童・生徒がアバターを操作して授業や面談、グループワークに参加することで、学習への意欲を高めることを目指しています。40種類以上のアバターから自由に選択できるため、子供たちは自身の個性や感情を表現しやすく、活発なコミュニケーションを促進します。
多様な教育ニーズに対応する柔軟性
既に東京都の30以上の自治体・団体や静岡県で採用されているこのシステムは、小学校、中学校、高等学校と幅広い教育現場に対応可能です。外国との交流授業、不登校児童生徒への支援、外国ルーツの児童生徒向けの日本語指導など、多様な教育ニーズに対応できる柔軟性が強みです。メタバース空間ならではの利便性によって、従来の教育では難しかった新しい学習機会の創出に貢献しています。
XR・メタバース総合展での展示内容
『第4回 XR・メタバース総合展 秋』では、このメタバースラーニングシステムを、JAPAN Metaverse Awards 2024の受賞作品展示ブース内で紹介。来場者は、システムのデモを通して、その機能や効果を実感することができます。XR技術やメタバース導入に関心のある企業関係者や教育関係者にとって、非常に有益な機会となるでしょう。
DNPのXRコミュニケーション事業
DNPは2021年から「XRコミュニケーション事業」を展開し、メタバースを活用した教育支援や地域活性化、行政サービスの向上などに注力しています。独自の「P&I」(印刷と情報)技術と、リアルとバーチャルの融合を可能にするXR技術を組み合わせることで、多様な価値を創造し、社会課題の解決を目指しています。
まとめ
DNPのメタバースラーニングシステムは、教育の未来を革新する可能性を秘めた技術です。今回の展示会での発表を通して、このシステムが多くの教育機関で導入され、より多くの子供たちの学習意欲を高めることに貢献することを期待しています。メタバース技術を活用した教育への関心は高まっており、DNPの取り組みは、その先駆けとなるでしょう。今後の展開にも注目が集まります。
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XR・メタバース総合展