産学連携の取り組みが生む新たなビジネスモデルの可能性

新たなビジネスを生み出す未来のリーダー育成

産業界と教育機関の連携が進む中、関心を集めているのが京都医健専門学校による「事業構想教育プログラム」です。このプログラムでは、学生たちが社会課題の解決を目指し、新たなビジネスモデルを提案することを目的としています。プログラムの実施には、プロの経営コンサルタントであるタナベコンサルティングが関与し、学生の成長を支えています。

「事業構想教育プログラム」の内容

「事業構想教育プログラム」は、京都医健専門学校のスポーツマネジメントテクノロジー科に在籍する学生を対象としており、全8回で構成されています。学生たちは、様々な分析を通じて課題を発見し、それを基にした新規事業案を考案します。これは、専門性を生かした柔軟な発想力を育む良い機会となっており、実際の企業投資案として発展させるための実践的なアプローチです。特に、タナベコンサルティングはプログラムの企画・運営や講義を行い、学生のメンターとして支援しています。

企業との連携

今回のプログラムでは、株式会社トリーカが新規事業案の提案先企業として協力しています。トリーカは、結束された社会を築くための新規事業創出を推進しており、学生たちの提案に期待を寄せています。彼らの関与により、学生が実際のビジネス環境でどのように活かされるかを直接体験できます。

最終報告会の内容

2025年3月28日、最終報告会が開催され、学生たちは株式会社トリーカの岩村社長に新規事業案を発表しました。提案されたアイデアはデジタル技術を用いた健康促進や地域経済活性化を図るもので、特に高齢者の生きがいを促進するコミュニティ形成へのアプローチが評価されました。学生たちの斬新なアイデアは新しい視点から社会課題を解決する手段として注目されています。

今後の展開

株式会社トリーカは、学生提案を基に具体的な事業化を検討する意向を示しています。タナベコンサルティングは、今後も次世代の経営者やリーダーを育成する直結の支援を続けていく考えです。このプログラムは、企業や社会の未来に向けて新たなビジネスの可能性を広げるための重要なステップとなるでしょう。

タナベコンサルティンググループ（TCG）のビジョン

タナベコンサルティンググループは1957年に創業し、日本における経営コンサルティングの先駆者として位置づけられています。その方針は「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」ことにあります。67年間の歴史を通じて17,000社以上の企業を支援し続け、多岐に渡る経営課題に応じたカスタマイズされた解決策を提供してきました。

現在、さまざまな業界にわたる企業や行政機関と連携し、クライアントの成功を最優先に考えたアプローチで、経営コンサルティングを提供しています。それにより、単に企業の戦略を策定するだけでなく、実行や運用までのサポートを実現し、クライアントにとっての成功を追求しています。