NTTスマイルエナジーの新たな挑戦
株式会社NTTスマイルエナジーが、家庭向けの電力見える化サービス「エコめがね」を事業者向けに展開することを発表しました。この新しいプラットフォームは、業界初の試みとして、事業者が電力データをより手軽に活用できるように設計されています。これにより、企業や自治体は自社で複雑な電力計測システムを構築しなくても、エコめがねのデータを活用できるようになります。
サービスの概要
「エコめがね」は、ユーザーが収集した電力データをインターネット経由で簡単に取り込むことができ、スピーディーかつ経済的に独自のサービスを開発する際に役立ちます。具体的には、太陽光発電システムの保守サービスや地域の節電情報発信、さらにはセキュリティサービスなど、様々な分野での適用が見込まれています。
初めてこのプラットフォームを採用したのは、楽天株式会社です。彼らが提供する「楽天ソーラー」にエコめがねが標準搭載され、ユーザーに向けて便利なインターネットサービスを提供することになっています。
コンテンツのバージョンアップ
今回のサービス開始に際し、「エコめがね」は機能も強化されています。利用者がより親しみやすく使いやすいインターフェースに改良され、マイページや電力情報のお知らせメール機能、SNSへの投稿機能が増設されました。また、全ユーザーの発電量が一つの発電所として表示される機能も追加され、仲間と共に取り組んでいる実感を得やすくなっています。これにより、従来の楽しみながら節電に取り組むスタイルに加え、協力の幅も広がります。
主な機能強化内容
1.
マイページの変更
利用者が楽しみながら発電や節電に取り組むための工夫がされています。例えば、「エコめがね」のキャラクター「さるる」の表情が使用状況に応じて変化するなど、視覚的にも楽しめる設計です。
2.
エコグラフ機能の強化
SNS投稿機能やお知らせメール機能が追加され、ユーザーは待機電力表示により自分の節電の取り組みを応援される形です。
3.
エコめがね発電所の設立
登録ユーザー全体のパネル容量と発電量が一つのエコめがね発電所として表示され、コミュニティとしての一体感が醸成されます。
エコめがねの魅力
「エコめがね」は、専用のモニター端末を必要とせず、クラウドサーバーを活用するため、いつでもどこでもスマートフォンやパソコンを通じて電力情報を取得できます。さらに、他のユーザーとの比較も行えることから、実際に数値がどのように変化しているかを楽しみながら確認できます。さらに、太陽光発電システムの遠隔監視システム「エコめがねi」も開始し、施主様の発電状況を容易にチェックできるようになっています。
詳しくは「エコめがね」の公式サイトをご覧ください:
eco-megane.jp
まとめ
今回のNTTスマイルエナジーの新しい取り組みは、事業者にとっての電力見える化をより手軽にし、地域での節電活動や太陽光発電の普及促進に寄与することが期待されています。今後のサービス展開に注目です。