九州オンライン旅行博
2021-02-03 08:00:02
コロナ後を見据えた九州の魅力を伝えるオンライン旅行博
コロナ禍を乗り越える九州の新たな挑戦
新型コロナウイルスの影響で多くの旅行イベントが中止される中、九州地域は新たな形の観光プロモーションとして「九州オンライン旅行博」を開催しました。このイベントは2020年12月23日から2021年1月13日まで、オンラインで中国の旅行者を対象に行われました。各県のブースは1月23日まで閲覧可能で、中国最大のSNSプラットフォームである新浪微博(Weibo)上に設置されました。
九州オンライン旅行博の概要
「九州オンライン旅行博」には、福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県の7県が参加し、それぞれのブースに観光情報や動画、ミニゲーム、ライブ配信などのコンテンツを用意。特に、オンラインならではの情報拡散施策として、SNSのインフルエンサーによる紹介やユーザー参加型のキャンペーンが実施され、興味を引く工夫が凝らされていました。
この取り組みの最大の目的は、コロナ以前に九州を訪れた経験のある中国の旅行者や業界関係者に再び九州旅行を促進することです。自宅にいながらにして九州の魅力を体感し、実際に訪れたいという気持ちを醸成することを目指しました。
開催結果と反響
「九州オンライン旅行博」は、開始からわずか3週間で3,300万回の視聴を集め、大きな反響を呼びました。特に、12月25日に行われた佐賀県の温泉旅館からのライブ配信では、なんと累計視聴者数103.2万人を記録しました。この数字は、オンラインイベントの成功を如実に示しています。
期間中には、九州に関する投稿キャンペーンや抽選イベント、アンケートも行われ、参加者が楽しみながら情報を得る仕組みが整えられていました。コメントの中には「九州に行きたい」「美味しい食事が恋しい」といった声が次々と寄せられ、九州への旅行意欲が高まっていることがうかがえます。
ファンを増やす新たな試み
このイベントの運営を行った県では、公式Weiboアカウントのフォロワー数が増加するなどの成果が見られ、訪日旅行再開後のインバウンド回復に向けたファン獲得に成功しています。九州を愛する旅行者を味方につけ、観光業の未来を明るく照らすこのイベントは、地方創生の新しい形として位置づけられています。
まとめ
今回の「九州オンライン旅行博」は、新型コロナウイルスの影響を受けている観光業界にとって、逆境を乗り越えるための重要な施策となりました。多様なコンテンツを通じて九州の魅力が広がり、中国からの旅行者の興味が再び喚起されたことは、今後のインバウンド観光の回復に向けた大きな一歩です。コロナ収束後には、ぜひとも多くの方に九州を訪れてもらいたいものですね。
会社情報
- 会社名
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株式会社行楽ジャパン
- 住所
- 東京都港区新橋6ー13ー9REGRARD SHIMBASHI 2F
- 電話番号
-
03-6275-2938