秋の睡眠の日に考える – 睡眠といびきの現状
毎年9月3日は「秋の睡眠の日」。この日は、睡眠健康推進機構と日本睡眠学会によって制定されたもので、私たちの生活における睡眠の重要性を再確認する機会となっています。今年は特に、理学療法士の山内義弘氏が、全国の40歳以上70歳未満の男女1,000名を対象に行った「睡眠満足度といびきに関する実態調査」の結果が注目されています。
調査概要
調査は2025年8月18日に実施され、インターネットを通じて行われました。サンプル数は1,000名で、調査はFreeasyによって実施されました。調査結果を引用する際は、「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】調べ」と明記が必要です。
睡眠満足度とその理由
調査結果を見てみると、日本人の約61.4%が「満足していない」と回答している現状が浮き彫りになりました。具体的には、「非常に満足している」と答えたのは4.4%、「まあ満足している」は34.2%、そして「いまいち満足できていない」と答えた人は41.6%、さらに「まったく満足していない」が19.8%と続きます。特に女性は満足度が低い傾向があり、61.1%が「満足していない」と答えていました。
不満の理由として挙げられたのは、最も多い「眠りの浅さ」(54.4%)、次いで「睡眠不足」(41.9%)、そして「夜中に何度も目が覚める」(40.9%)という回答が続きました。この結果から、特に女性は「寝つきが悪い」と答えた割合が高く、入眠に時間がかかることが大きな課題であることが分かりました。
いびきの実態
「いびきをかいている自覚」についても調査が行われました。過半数の53.4%が自覚や他者からの指摘を受けた経験を持っており、その中で「自分で気づいている」が13.1%、「自覚があり、他人に指摘されたこともある」が13.9%、さらに「他人に指摘されたことがあるが自覚はない」が26.4%という結果に。さらに、「自覚も指摘もない」という人は33.0%であり、無自覚でいびきをかいている人も多いことが伺えます。
いびきによる影響としては、「日中の強い眠気がある」との回答が28.3%、「長時間の睡眠でも熟睡感がない」との回答が26.6%と、いびきが日常生活に及ぼす影響は深刻です。さらに、「集中力や記憶力の低下を感じる」人も13.3%、「家族に迷惑をかけている」と認識している人も10.5%見られました。
対策が取られていない現状
いびき対策についても調査が行われましたが、特に何も対策していないと答えた人が59.2%に達しました。目立つ対策としては「横向きで寝る」(26.8%)や「枕を変える」(17.6%)などがありましたが、多くの人が現状を放置していることがわかりました。
超簡単にできるいびき対策
この結果を踏まえ、「秋の睡眠の日」を機に、簡単に始められるいびき対策を試してみてはいかがでしょうか。例えば、絆創膏を利用した新しいアプローチ法があります。具体的には、耳たぶの裏側に絆創膏を貼り、そのまま耳を少し引っ張って固定する方法です。これにより気道が広がり、スムーズな呼吸が期待できるとのこと。
また、肩甲骨に絆創膏を貼ることで、肩甲舌骨筋を緩めることも効果的です。この方法は簡単で手軽にできるため、ぜひ試してみてください。
まとめ
日本人の約6割が睡眠に不満を抱え、その中でもいびきの問題が多くの人に影響を与えている現状が明らかになりました。日常の質を向上させるためにも、自分自身の睡眠を見直し、必要な対策に取り組むことが重要です。手軽に実行できる方法から始め、質の良い睡眠を実現していきましょう。