月明かりの海を感じる「OCEANUS Manta」の魅力
カシオ計算機が新たに発表したアナログ電波ソーラーウオッチ「OCEANUS Manta(オシアナス マンタ)」の新モデルが、2023年11月14日に登場します。この製品は、月明かりが反射する静かな海を表現し、特にベゼルには江戸切子の技法が施されています。
製品概要
新製品「OCW-S7000CN」と「OCW-SG1000CN」は、月の淡い光が海面に反射する様子をイメージしたデザインが特長です。「堀口切子」の職人、三代秀石 堀口徹氏が監修し、「千筋」と呼ばれる江戸切子の技法で、ベゼルの上半分には放射状に、下半分には水平方向に千筋模様が施されています。この美しい装飾は、月光の柔らかさと、静かな海面の光の揺らめきを象徴しています。
サファイアガラスの魅力
ユーザーにとって、時計は単なる時間を示す道具ではなく、情緒や美を感じ取るアイテムです。この製品にはサファイアガラスが使われており、多角面カットのおかげで、波間で光がきらめく様子をリアルに再現しています。ブラックからシルバーへとグラデーションした蒸着処理も行われており、全体的にモノトーンの統一感が感じられます。
温かみのある仕上げ
さらに、ブラックダイアルには月に触発された微細な凹凸加工が施されており、砂目調の質感を実現しています。これにより、時計全体が一層の奥行きを持つ印象を与えています。
環境に配慮した技術
「OCW-SG1000CN」モデルには、高照度下での耐久性が求められるガリウムタフソーラーが搭載されています。これにより、エネルギー効率を大幅に向上させ、長時間の使用が可能です。裏蓋には月面をイメージしたエンブレムが刻印されており、月夜の雰囲気を存分に引き立てています。
特別な製品
本モデルの生産数は限られており、「OCW-S7000CN」は1,600本、「OCW-SG1000CN」は600本です。特にこだわりの強い製品であり、時計好きの方にとっては見逃せないアイテムといえるでしょう。私たちの腕元で、月明かりの幻想を楽しむことができる時代がやってきました。
開発の背景
カシオは、「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」という理念のもと、時計事業においても人々の大切な時間に寄り添う製品作りを行っています。「OCEANUS」はその中でも、精緻な時刻表示とエレガントなデザインを追求し続けており、常に新しい挑戦を続けてきました。
三代秀石 堀口徹について
江戸切子の伝統を守りながら、新しいもの作りに挑む三代秀石 堀口徹氏は、1976年生まれ。祖父が江戸切子職人という環境で育ち、今では自身の会社を立ち上げ、伝統工芸の技術を受け継いでいます。彼の作品は、古典的な技法を用いながらも現代的な感覚を大切にしたものです。
時計というモノを超え、心に響くストーリーを持つそのデザイン。月明かりを感じることで、豊かな時間を提供してくれることでしょう。