医薬品業界の未来を築く「インターフェックスWeek 大阪 2025」が開催

医薬品業界の未来を拓く「インターフェックスWeek 大阪 2025」

2025年2月25日から27日まで、大阪のインテックスで「インターフェックスWeek 大阪 2025」が開催される。この展示会では、医薬品や再生医療に関する最先端技術が紹介され、業界の最新動向を共有し、未来に向けた議論が行われる。主催はRX Japan株式会社で、過去の開催を踏まえ、本年度も規模は大きく210社が出展する予定だ。

医薬品業界の課題とDXの必要性

近年、医薬品や再生医療の分野では、薬剤費の抑制や新薬開発コストの増加といった課題が浮上している。AIやIoT、ロボティクスを導入したデジタルトランスフォーメーション（DX）が求められる中、展示会はこれらの技術の具体例を示す絶好の機会となる。出展ブースでは、研究機器や製造装置、さらには創薬に特化したAIソリューションが揃う。業界関係者にとって見逃せないイベントとして、取材申し込みも募集中だ。

新しい試み「実機特別展示エリア」

今年は、新たに実機特別展示エリアが設けられ、実際に稼働する製剤や包装機械を見学できる。国内有力企業5社による最新技術のデモも行われる。特に注目は、超音波技術を活用したフロイント産業のデモ体験や、菊水製作所の高速回転式打錠機AQUARIUS G-J。これらは、業界の最新技術を体感できる一環として、来場者にとって貴重な経験となるだろう。

進化する再生医療の技術

再生医療分野でも、革新的な技術が展示される。バイオAFM NanoWizard Vや、RNA医薬品開発支援サービスなど、多様な製品が並ぶ。これにより、遺伝子治療や細胞治療の可能性が広がり、医療分野における新たな道筋が見えてくる。さらに、IoTラボ管理ソリューションも紹介され、研究者や管理者の作業効率を高める手助けとなる。

セミナーでの知識の拡充

開催期間中は、厚生労働省やアステラス製薬など業界の第一人者によるセミナーが予定されており、製薬DXや創薬AI、再生医療の産業化についての講演も行われる。全100講演に参加することで、最新の規制動向や技術の動向を把握する貴重な機会となる。

来場登録について

取材や見学の際は、事前来場登録が必要となる。公式サイトから申し込みが可能であり、取材関係者には専用の受付も設けられている。撮影を希望する方は、プレスカウンターで腕章を受け取ることをお忘れなく。来場は無料で、医薬品業界に関心のある方々にとって、今後の業務や研究に非常に役立つ情報を得る貴重な場となるだろう。