田坂広志展「言葉のアート」開催！感性コミュニケーション力を育む新教育プログラム

田坂広志展「言葉のアート」：感性を育む新たなステージ

2025年7月26日から8月12日まで、東京都渋谷区にあるCreative Space Akademeia 21 Harajukuにて、学校法人21世紀アカデメイアが主催する「田坂広志展言葉のアート」が開催されています。この展覧会は、21世紀アカデメイアの学長である田坂広志氏が提唱した、AI時代に求められる「感性コミュニケーション力」を育てる新しい教育プログラム「返歌byアート」を基にした作品展です。

返歌byアートとは

「返歌byアート」は、日本の伝統文化である和歌の枠組みを借りて、相手に想いを込めた「和歌」を贈り、それに対して受け取った人が「返歌」としてアートでメッセージを返すという独自のコミュニケーションスタイルです。これは、相手のアート作品に感応した自分のアートを通じてメッセージを送るという、新しい形の感性の表現を促進します。このプログラムを通じて、英語を話せない方でもアートを介して世界の人々と深い感情を共有し、対話を可能にすることを目指しています。

田坂広志展のスペシャルな要素

この展示会では、全国の学生1万人が制作したアート作品や企画が出展され、その中から優れた作品には田坂学長が創作した散文詩形式の「返歌メッセージ」が贈られます。展覧会は以下の4つのジャンルに分かれており、各ジャンルで異なる視点から社会や人々に問いかけています。

第1のジャンル：ソーシャルアート部門

この部門では、社会課題をテーマにしたアートが求められます。参加者は、現代の社会で直面する多種多様な問題に対する視点をアートで表現します。

第2のジャンル：言霊アート部門

こちらは、田坂学長の著作から心に響いた言葉やインスピレーションを元にアートを創作する部門です。心の中の何気ない感情や思いを形にする力を引き出します。

第3のジャンル：志ビジネス部門

自らの未来のビジョンを描きながら「社会に貢献するビジネス」についてのアイデアを生み出すことが求められるこの部門では、学生たちが持つ情熱をカタチにする場として機能します。

第4のジャンル：アートプレナー部門

富士五湖地域で実現したいユニークなビジネスプランをチームで創案するこの部門では、創造力と共同作業を通じて現実の可能性を探ります。

展示会の詳細

- 開催期間: 2025年7月26日（土）〜8月12日（火）
- 時間: 11:00〜19:00
- 休館日: 毎週火曜日（ただし最終日の8月12日は開館）
- 入場料: 無料
- 会場: Creative Space Akademeia 21 Harajuku（東京都渋谷区神宮前5丁目27番7号アルボーレ神宮前1F/2F）

学校法人21世紀アカデメイアの理念

田坂広志氏が理事長を務める学校法人21世紀アカデメイアは、AIやロボティクスが急速に普及する社会において、従来の知識や技能だけに依存しない新たな人材育成の必要性を訴えています。今後は、人間固有の高度な「5つのプロフェッショナル力」と「5つの人間関係力」を備えた人材が求められます。そのために、独自の実践体験的カリキュラム「セブン・ステップ・カリキュラム」を通じて、学生は自らの能力を磨いていくことができます。