リーガルテックが新たな情報開示管理を支援
リーガルテック株式会社(東京・港区)が、M&Aや資金調達を行う企業向けに「機密情報開示管理テンプレート」の提供を始めました。これは、情報を安全かつ効果的に開示するための実務ツールであり、取引や資金調達の際に企業が抱える機密情報のリスクを軽減するために設計されています。
M&Aと資金調達における情報開示の必要性
企業価値をしっかりと伝えるためには、財務情報のみならず、顧客データや契約内容、技術情報、事業計画といった多岐にわたる情報の開示が求められます。これらの情報がなければ、買手候補や投資家は企業の価値を適切に評価できず、取引条件に影響を与える恐れがあります。
しかしながら、早期に過剰な情報を開示してしまうと、場合によっては取引が成立しなかった際に自社の重要な機密情報が相手に漏洩するリスクも生じます。特に競合企業に対する情報は慎重に扱うべきです。
情報開示の際のNDAと実際の開示方法の重要性
NDA(秘密保持契約)は情報開示の基本ですが、実際に情報を開示する方法を計画することも不可欠です。取引を進める過程で、どのタイミングで何を開示するか、そして誰にどの範囲まで開示するかなど、きちんと設計しておく必要があります。
本テンプレートでは、以下の6つのステップで情報開示を整理します:
1.
開示先と利用目的の確認
誰が情報にアクセスするか、その役割を明確にします。
2.
資料の機密度分類
資料を段階的に開示するため、どの情報がいつ必要なのかを整理します。
3.
開示先ごとの閲覧範囲設定
購入候補者や投資家の役割に応じたアクセス制御を行います。
4.
持ち出し条件の設定
誰がどの資料をどのように利用できるかを制定します。
5.
開示中の活動確認
資料ごとのログを管理し、どの情報に関心が集まっているか把握します。
6.
検討終了・取引完了時の処理
アクセスを速やかに停止し、必要なデータを保存します。
リーガルテックVDRの強み
リーガルテックのVDRは、M&Aや資金調達に特化したサービスで、多くの関係者が関与します。一般的なクラウドストレージにはない、権限設定の柔軟性や行動確認機能が魅力です。
トライアルも実施中で、ユーザーごとの権限設定や開示段階に応じたフォルダ構成を確認することができます。このため、開示の過程を設計しながら進めることが可能です。
どのような利用シーンに最適か
このテンプレートは、企業の売却、買収案件のデューデリジェンス、スタートアップの資金調達、金融機関への重要資料の開示など、多岐にわたるシーンでの利用が可能です。
たとえば、M&Aの初期段階では企業概要や基本的な業績情報を開示し、NDA契約後に詳細な財務情報を共有する、といった方法で段階的に情報を開示していきます。
このように、リーガルテックが提供する「機密情報開示管理テンプレート」を利用することで、企業はM&Aや資金調達の際のリスクを効果的に管理し、安心して情報を開示できる環境が整います。