AUTHENTIC JAPANとINCLUSIVE、業務提携で遭難救助へ新たな展開
最近、AUTHENTIC JAPAN株式会社(以下、AJ社)とINCLUSIVE株式会社が包括的な業務提携を締結しました。この提携により、遭難救助サービス「ココヘリ」のさらなる強化と、より広範な事業展開へとつながることが期待されています。
業務提携の背景
AJ社は、人工衛星を利用したGPS測位システムを活用した遭難救助支援サービス「ココヘリ」の開発を行っています。INCLUSIVEの子会社、トリプル ウィン ストラテジーズ株式会社は、2021年よりこのサービスの開発やマーケティングを支援しています。その結果、会員数はわずか3万人から17万人以上に増加しました(2024年9月末現在)。この実績を踏まえ、両社は業務提携の範囲を広げていくことを決定しました。
拡張計画について
新たな展開として、AJ社はこれまで山岳地域で培ってきた技術と実績を都市部など他の分野に応用することに取り組むことが計画されています。これは、BtoB事業のパートナー開拓や防災および救援サービス領域における事業推進を強化する試みです。これにより、AJ社はもはや限局的なサービスを提供するのではなく、全国各地の幅広い課題解決にも貢献できるようになります。
LAND INSIGHTとの連携
また、INCLUSIVEの子会社であるLAND INSIGHT株式会社も、様々な地域と連携を図っています。特に北海道大樹町や福島県南相馬市との間で衛星データの利活用を進め、25の自治体での業務の効率化を目指しています。最近では農業関連の業務において衛星データを用いた実証が進行中です。こうした技術の融合により、AJ社のGPS技術とLAND INSIGHTの衛星データ解析技術が結びつくことで、災害対策の充実にもつながると考えられています。
自治体向け支援の強化
さらに、両社のネットワークや技術を活用し、自治体向けの自然災害対策におけるサービスの開発と実証に関する連携も強化されています。この取り組みにより、各自治体が直面している災害対策のニーズに応じたソリューションが具体化していくことが期待されます。
まとめ
AUTHENTIC JAPANとINCLUSIVEの業務提携は、単なるサービスの強化に留まらず、日本全体における防災対策や救援サービスを向上させるための重要なステップです。これからも両社の動向から目が離せません。