データ連携による社会課題解決
2025-07-10 12:35:00

ドコモとunerryが取り組む社会課題解決に向けたデータ連携の新たな一歩

ドコモとunerryが新たに始動するデータ連携の取り組み



2023年7月10日、株式会社NTTドコモと株式会社unerryは、双方の保有する位置情報データの連携を強化し、社会課題の解決やマーケティング支援を目指す新たな取り組みを開始した。この連携により、自治体や企業の抱える問題に対し、より高精度で多角的な分析を行うことが可能になる。

位置情報データの重要性



近年、デジタル社会の進展に伴い、位置情報データの価値が急速に高まっている。特に、ドコモが持つ「モバイル空間統計」とunerryの「Beacon Bank」を組み合わせることで、広域なマクロデータとリアルタイムなミクロデータが融合し、生活者の行動を詳細に理解できるようになる。このデータの力を借りて、企業や自治体は未来の都市計画やマーケティング戦略を築くことが可能だ。

取り組みの目標



ドコモとunerryの共同プログラムは、2025年12月を目途に具体的なデータ連携の実現を目指す。具体的には、以下のような社会課題の解決や生活者の購買行動の分析に役立てられる。

  • - 都市のインフラ構築: 生活者の行動データを基にした都市計画の立案や施策評価が進められ、スマートシティの実現に向けた支援となる。
  • - 交通の最適化: 人流データから得られる移動ニーズの分析を通じて、渋滞緩和や公共交通の利便性向上を図る。
  • - 観光促進: 観光客動向の把握により、インバウンドの促進や地域消費の増加につながる施策が展開される。

法令遵守とプライバシー保護



本取り組みにおいては、データの安全な取り扱いを最優先指針とし、法律の遵守と生活者のプライバシー保護を厳格に行う。具体的には、ドコモおよびunerryが整備したデータクリーンルームを利用し、個人を特定できない形でのデータ活用を推進することが強調されている。

期待される成果



この新たなデータ連携の取り組みにより、企業や自治体は、社会課題に対する解決策を特定し実行に移すことが期待されている。データとテクノロジーを駆使し、マーケティング活動の効率化だけでなく、生活者一人一人に対し、パーソナライズされた体験を提供することで、より豊かな社会の実現につなげていくことが使命だ。

両社の連携がどのような実績を生むのか、今後の展開に大いに期待が高まる。データの力を社会のために活用するこの試みは、多くの人々にメリットをもたらすことが予想される。双方のビジョンに基づいて、未来の日本の社会構築に寄与する成果を生み出すことを願ってやまない。


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会社情報

会社名
株式会社unerry
住所
東京都港区虎ノ門4丁目1−1 神谷町トラストタワー 23F
電話番号
03-6820-2718

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