学生が経営するカフェ「アナザー・ジャパンカフェ」オープン!
三菱地所と中川政七商店が共同で推進する「アナザー・ジャパンプロジェクト」は、全国47都道府県の地域産品を紹介するセレクトショップとして、2022年に開業を果たしました。その取組の一環として、2025年4月15日から8月11日まで、学生が経営する「アナザー・ジャパンカフェ」が東京都千代田区のTOKYO TORCH内にオープンします。
このカフェは、学生が実際の商売を学ぶための場所であり、8名の新たな学生セトラー(開拓者)が集まり、飲食店経営に挑戦します。彼らは収支管理や商品セレクト、接客など、実践的な知識と経験を積むことで、次のステップへと進むことを目指します。
学びの場としての役割
「アナザー・ジャパンカフェ」には、約140㎡の店舗面積に24席の客席を設け、別途テラス席を18席用意しています。また、営業時間は11:00から19:00まで。また、月曜日は定休日ですが、祝日の場合は営業します。
このカフェの特徴は、「おいしい、安心・安全、健康」をテーマにしたメニューが充実していることです。管理栄養士が監修するオリジナルメニューを提供し、素材には地域から取り寄せたものを使用しています。学生たちは一から手作りで料理を仕上げ、多くの人に楽しんでもらえるよう、接客にも力を入れます。
地域の魅力を発信するメニュー
代表的な料理は「旬野菜の豚汁と雑穀おにぎり(1,320円)」で、地域のご当地味噌を使用して栄養満点に仕上げました。また、デザートには「煎茶プリン&ミルクジェラート(880円)」があり、愛知県の鈴木製茶から取り寄せた煎茶の風味を楽しめます。
飲み物には、静岡の「THE CRAFT FARM」の茶葉を使用した「ジャスミン煎茶ラテ(770円)」や、果実とハーブを組み合わせたドリンクも揃えており、多彩なメニューが用意されています。
プロジェクトの背景
「アナザー・ジャパンプロジェクト」は、学生と地域企業をつなぎ、学生たちが自身の郷土を理解し、愛する心を育むことを目的としています。三菱地所が開発したTOKYO TORCHを拠点として、中川政七商店が培った経験をもとに、学生たちは経営の実践を通じて経営スキルを身につけます。
第一期生では、全国から200名以上の学生が応募し、18名が選ばれました。彼らは店舗運営を1年間行い、全国330の事業者と取引をし、2,803種類の商品を取り扱うなどの実績を残しました。
地域との新たなつながり
「アナザー・ジャパンカフェ」のオープンにより、学生たちは飲食業を通じて地域とのつながりを強化し、新たな出発点を得られます。次世代を担う若者たちが実践的なスキルを身につけ、地域を愛し、理解することは、彼らの将来にとって大きな宝になるでしょう。プロジェクトは、2028年に高さ385mの「Torch Tower」が完成することを見越しており、そこでさらなる発展が期待されています。
《アナザー・ジャパンカフェ》の詳細情報は、公式Instagram(@another_jpn_cafe)やウェブサイトで確認できます。ABout/faq