NTTコミュニケーションズの共創空間での展示
NTTコミュニケーションズが運営する「OPEN HUB Park」で、業務のデジタル変革を支えるロボットのデモ展示が行われています。展示されているのは、ugo株式会社の業務DXロボット、「ugo Pro」と「ugo mini」です。これらのロボットは、4月23日から同所のロボットゾーンで実際に見ることができ、業務の現場における先進の技術を体験する機会を提供しています。
「OPEN HUB Park」は、NTTコミュニケーションズがさまざまな先端技術を駆使し、社会の課題を一緒に解決することを目指す共創の場です。ロボットだけでなく、AI(人工知能)やXR(拡張現実)などの技術も交え、リアルとバーチャルの融合による新たな実証が進められています。これにより、異なる業種やプレイヤーが集まり、未来の技術を巡る深い議論や研究が行われています。
展示内容に注目が集まる中、特に「ugo mini」の機能が話題です。このロボットは、ローカル5Gネットワークに接続されており、指定されたメーターの位置まで自動で移動します。ロボットが画像を撮影し、そのデータはNTTコムウェアの画像認識AI「Deeptector」と連携して解析されます。これにより、収集した画像データをAIが自動的に解析し、数値化されたレポートとして出力されるという一連の流れがデモンストレーションされています。
画像認識AI「Deeptector」とは
NTTコムウェアの「Deeptector」は、ビジュアルデータの解析に特化した画像認識AIです。この技術を使うことで、より迅速かつ正確にデータを処理でき、業務の効率化に寄与します。NTTコミュニケーションズとugoは、これらのテクノロジーを駆使し、未来の業務改革に貢献することを目指しています。
「ugo」とは、遠隔操作とAIを組み合わせたハイブリッド型の業務DXロボットです。警備、点検、案内などにおいて、多様な業務に柔軟に対応できるよう設計されており、ロボットの選定や運用はカスタマイズ可能です。この取り組みは、現場の人材不足という課題を解決し「人と協働するパートナー」として機能します。業務の効率化を実現し、デジタル変革を推進することをサポートしています。
会社概要
ugo株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、2018年に設立されました。代表取締役の松井健氏は、業務DXロボットの開発と、RaaS(ロボット・アズ・ア・サービス)フレームワークの提供に力を注いでいます。最新の技術を使い、社会の持続可能な発展に貢献するために、NTTグループとの連携を進めています。
「OPEN HUB Park」は、現在は完全招待制となっており、参加希望者は事務局からの招待を受ける形でイベントやワークショップに参加できます。これにより、より多くの人々に新しい技術やアイデアに触れてもらい、共に未来を育んでいくことを期待しています。
このような環境で展示される業務DXロボットは、今後の社会における重要な役割を果たすことが期待されており、無限の可能性を秘めています。