LNT Japanの活動
2024-11-06 15:39:23

アジアでの環境教育の新たな波「Leave No Trace Japan」とは

世界をリードする環境教育「Leave No Trace」



「Leave No Trace(以下、LNT)」は、誤った知識を持つアウトドアビジターが自然環境に与える影響を最小限に抑えるための原則です。このプログラムは、世界96ヵ国で実施されており、特に自然保護意識の高い日本においても重要な役割を果たしています。2024年、アメリカ・コロラド州ボルター市で開催されるLNTグローバルサミットでは、LNT Japanがアジア圏を代表して参加し、300名に及ぶ国際的なメンバーとともに議論を展開しました。

LNT Japanの設立と活動



LNT Japanは設立からわずか3年で、会員数が1,000名に迫っています。その迅速な成長は世界からの注目を集めており、カンファレンスでは“Japan流”のLNT実践法が共有されました。約75分のワークショップでは、日本独自の教育プログラムが体験され、参加者はその効果を実感しました。プログラムは特にWilderness Education Association(WEA)での教育原理を基にしており、参加者はSPEC(Student-centered, Problem-based, Experiential, Collaborative)を使ってLNTの授業を作成する方法を学びました。

環境課題に取り組む



シンポジウムでは、LNTの導入に伴う地域の環境課題にも焦点が当てられました。魅力的な自然環境を有する日本ですが、アウトドア活動とコロナ禍の影響で自然へのダメージが増加しています。特に、誤った知識に基づく行動が問題視されています。そこで、LNT Japanは、地域のアウトドア事業者やガイドと協力して、正しい知識を伝える活動を行っています。

奥多摩地域では、観光客によるゴミの問題が深刻化していました。その解決に向け、青梅市釜の淵公園にLNT看板を設置し、教育活動を推進しました。この取り組みは、地域住民や観光客の意識を変え、徐々に課題の解消に向かっています。

アジア圏でのLNT普及の可能性



日本がアジア圏で初のLNTブランチとして存在する理由は、国の文化や社会システムに密接に関連しています。LNTの普及は日本だけでなく、周辺国にも広がる可能性を秘めており、中国や台湾、マレーシアでも様々な活動が行われています。

LNT Japanは、アジア各国の現状を把握し、国際ブランチの設立に向けた議論を進めています。教育を通じて、日本のアウトドア文化を守りながら、アジア全体の環境への配慮を促進することがLNT Japanの使命です。

結論



LNTは、環境に配慮したアウトドア活動を推進するための重要なプログラムです。日本の美しい自然を守るため、正しい知識を持ったアウトドアビジターの育成が求められています。LNT Japanの活動は、その実践を業界全体に広める鍵となるでしょう。たくさんの人々が参加し、共に地球環境を守るための意識を高めることが必要です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

会社情報

会社名
NPO法人リーブノートレイスジャパン
住所
東京都墨田区吾妻橋1-10-3
電話番号
03-6457-1993

関連リンク

サードペディア百科事典: 日本 環境教育 Leave No Trace

Wiki3: 日本 環境教育 Leave No Trace

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。