香りの授業初開催
2024-09-28 13:12:22

鳥取県立智頭農林高校での「香りの授業」が初開催!嗅覚の新たな体験を提案

香りの授業がもたらす新しい体験



2024年9月25日、SCENTMATIC株式会社(セントマティック)が主催する新感覚の感性教育プログラム「香りの授業」が、鳥取県立智頭農林高校で初めて開催されました。この授業では、特産品である二十世紀梨の香りに焦点を当て、生徒たちが香りから言葉を紡ぎ出し、自分だけの物語を創作します。

「香り」に新たな関心を生む



この取り組みが実現した背景には、一人の生徒が「香りをテーマに学びたい」と提案したことがあります。この声を受けて、教員がセントマティックに連絡を取り、授業が計画されました。セントマティックは、東京大学と共同研究を進めており、香りと言葉の結びつきが脳のさまざまな部分に良い影響を与えることを明らかにしています。このような知見を基に、香りの授業はただの理論ではなく、実践的な体験として生徒たちに届けられました。

授業の進行方法



「香りの授業」は、次のような流れで進行されました:
1. 生徒たちは目を閉じ、梨の香りだけに集中します。
2. その香りから浮かんだ景色やイメージを自由に書き出します。
3. 書き出したメモから好きな言葉を選び、物語を作ります。
4. 完成した物語を他の生徒に発表し合い、共有します。

実際に授業に参加した生徒たちは、梨の淡い香りに集中した結果、自分の感覚が研ぎ澄まされ、香りから思い描いた風景や感情を言葉にする興味深い体験ができました。「香りだけに集中することは初めてで、とても面白かった」とコメントした生徒もおり、香りが呼び起こす豊かな経験が楽しめたようです。

教員の評価



この授業を担当した美術の教員、奥井彩音先生は生徒たちの意外な一面に気づかされました。普段は絵を描くことが多い生徒たちが、言葉で自分を表現するのが難しいと感じることがある中、香りが刺激になり、それぞれの豊かな感性が言葉として生まれてくる様子は、見ていて非常に感動的だったと述べています。また、完成した生徒たちの物語は地元の農協に届けたいとのこと。地域に根ざした教育の新たな可能性を感じさせる一幕です。

セントマティックと香りの未来



セントマティックは2019年に設立され、香りによる情緒的な体験価値を提供することを目指して活動しています。とくに、香りのデジタライゼーションを進め、AIツール「KAORIUM」を開発することで、香りという個々の感覚では伝えにくい概念を言語化し、多様なビジネスシーンで活用できる環境を整えています。 "嗅覚" を通じての新しい学びが、これからの教育やビジネスの現場に革新を与えることが期待されています。

今後もセントマティックは、全国の学校と連携をしながら、さまざまな香りを通じた教育プログラムを展開していくことでしょう。生徒たちが香りの体験を通じて得た感性は、彼らの未来にどのように生かされていくのか、非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
SCENTMATIC株式会社
住所
東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
電話番号

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