沖縄市に新たな就労支援施設が誕生
2025年1月1日、沖縄県沖縄市に新しい就労継続支援B型事業所「LARGO沖縄」がオープンします。この施設は、精神的な障がいを持つ方々の社会復帰を支援するために設立されました。
LARGO沖縄の施設概要
LARGO沖縄は沖縄市比屋根3-12-21に位置し、電話番号は050-8889-3410、公式サイトは
こちらです。また、公式Instagramでも情報を発信しています。
設立の背景
NPO法人LARGOの理事長・田中圭周氏は、大学病院で精神保健福祉士としての経験を持っており、この経験をもとに新たな福祉施設の必要性を感じました。彼は、自身が福祉施設を利用する際に、従来の福祉施設に対する抵抗感を抱くのではないかという疑問から、LARGOの設立を決意したといいます。「福祉っぽい」施設ではなく、心から来たくなるような環境作りが求められています。
この施設名には「ゆっくりと、豊かに」という音楽用語の意味が込められており、利用者が自分自身のペースで豊かな生活を送れるよう支援していくという願いが反映されています。
特徴的な支援内容
LARGO沖縄は、科学的根拠に基づいた支援を行います。一般的な福祉の現場では経験則が支援手法として採用されていますが、LARGOでは田中氏の大学院での研究を活かし、有資格者による多角的な支援を計画しています。これにより、利用者やその家族の不安を軽減し、納得できる支援を提供します。
また、LARGO沖縄はオーダーメイドの支援を重視しており、各種資格を持ったスタッフが一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサポートを提供します。利用者の自尊心を尊重し、最適な支援策を提案していく方針です。
さらに、LARGO沖縄ではコーヒー製造に関する業務を中心に、利用者が多様な作業から選べるプランを用意しています。多くの事業者が週3日の通所を求める中、週に1回、1時間からの通所が可能なのも大きな魅力です。交通費や昼食代は不要で、金銭的・精神的負担を軽減します。
理事長のメッセージ
田中氏は「障害の有無に関わらず、人は夢や希望を持って生きるもの」と語り、障害を持つ方々も自らの希望を持ち続け、自信を持てるようLARGO沖縄での活動を通じて支援したいと強く感じています。
彼はまた、障害を抱えている方々が他人から理解されず「仕事ができない」と決めつけられるのは不幸なことであり、LARGOではこうした誤解を解くためにも力を注いでいきます。
地域において誰もが安心して生活できる環境を築くべく、LARGO沖縄の設立は非常に重要な一歩です。これからこの施設が地域の人々にどのような影響を与えていくのか、期待が高まります。皆さんの応援が、この新たな取り組みを後押しすることでしょう。
詳しくは公式サイトやInstagramで情報をチェックしてみてください。