ONGLAISATが世界記録
2025-02-07 17:23:51

アークエッジ・スペースのONGLAISATが世界最高地上分解能を実現

アークエッジ・スペースがONGLAISATで撮像実証



アークエッジ・スペースは、共同で開発した小型衛星ONGLAISATにおいて、世界最高基準の地上分解能を実現しました。この成果は、TASAや東京大学との協力によって生まれたものであり、先進的な技術が花開く瞬間を迎えています。

ONGLAISATとは?


ONGLAISATは、6Uサイズの地球観測用衛星で、台湾宇宙センター(TASA)が主導する短期実証プロジェクト「6U Fast Validation Cubesat」の重要な要素です。この衛星は、設定された試験目標を見事に達成し、地上分解能の撮像試験において成功を収めました。特に、静岡県牧之原市の地上局と通信を確立した後、約2か月間の実証を行い、多くのミッション目標を達成しました。

実証した主な技術


ONGLAISATのミッションにおける重要な要素は、次の4つです。
1. 新規光学システム: TASA初のKorsch off-axis型光学システムによる撮像の実証が行われ、サイズを小さくしながら光学性能を向上させることに成功しました。
2. TDI技術によるイメージセンサの実証: 台湾産のTDIセンサーであるCMOS TDIの軌道上実証が実現しました。これにより、衛星が移動する速度に合わせて画像を処理し、高品質な画像を生成できる技術が確認されました。
3. オンボード処理技術: 新しい技術により、衛星内で画像を圧縮し、迅速に地上に送信することが可能となりました。これにより通信帯域の制約を克服し、画像の即時利用が実現しました。
4. 高度な衛星バス技術: 撮像中、センサーで像がぶれないよう制御する高精度の姿勢制御技術や、光学系の精度保証のための温度制御技術が導入され、これらの技術が見事に実証されました。

新たな可能性


アークエッジ・スペースは、この実証の成功により、6U級キューブサットだけでなく、大型衛星への展開も視野に入れています。これらの革新技術は、市場競争力の強化に寄与し、より高度なデータ解析や地球観測の実現に向けて取り組んでいく予定です。

今後の展望


今後もアークエッジ・スペースは、これらの新技術を駆使して、地球観測や通信の分野で革新を続けていくとともに、多様なミッションニーズに応じた宇宙開発を進めていく考えです。これにより、人々により安全で豊かな未来をもたらすことを目指しています。

公式サイト: アークエッジ・スペース


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会社情報

会社名
株式会社アークエッジ・スペース
住所
東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
電話番号
03-5844-6474

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