神戸水族館で新たな挑戦
2024年9月20日から12月2日まで、神戸市中央区にある水族館「アトア」にて、特別企画展『プラスチックの海~変えられる未来~』が展開されます。この展覧会は、海ごみ問題をテーマにしており、企業や団体との連携を深める機会となっています。
展示内容の概要
この企画展では、海洋におけるプラスチックごみの問題に取り組むさまざまな企業や団体の活動が紹介されます。生分解性プラスチックを使った漁具や、ホタテの貝がらを再利用した「ホタメット」など、革新的な取り組みが登場します。また、ごみから生成されたプラモデルの展示など、多彩な内容が予定されています。これらの展示を通じて、私たちが直面している環境問題に対する理解を深められることでしょう。
特に注目すべきは、参加する企業や団体の取り組みを可視化することで、海を守ることの重要性を考えるきっかけになる点です。参加する団体は、国土交通省近畿地方整備局やNPO法人グリーンバード、甲子化学工業、ニチモウ株式会社など多岐にわたります。
コラボイベント
さらに、この企画展の中で開催されるコラボイベントも見逃せません。さまざまなワークショップが用意され、参加者が実際に体験しながら学べる内容となっています。
1.
ゴミジナル工作®
現代美術家の淀川テクニック氏を講師に迎えたアートワークショップが開催され、毎回異なる色や素材からオリジナルのアート作品を創り出します。このワークショップは、9月21日の開催を予定しており、興味がある方は事前予約が必要です。
2.
廃棄漁網プラでお魚をつくろう!
11月9日と10日にはニチモウ株式会社が協力し、廃棄漁網からウオの形を作るワークショップが行われます。自由な発想で環境に配慮したアートを学べる貴重な機会です。
3.
ホタテの貝がらで消しゴムをつくろう!
11月30日と12月1日には、甲子化学工業株式会社が提供するワークショップで、廃棄されたホタテの貝がらを利用して消しゴムを作ります。このイベントでは、参加者は新たなリサイクル素材の活用方法を学ぶことができます。
これらのイベントは、海洋環境の保全について学び、考える良い機会です。自らの手で体験することによって、参加者の意識が高まることでしょう。
アトアの基本情報
アトアは神戸の中心に位置し、訪れる人々に教育的で楽しい体験を提供しています。入場料金は、大人が2600円、小学生1500円、幼児は500円となっており、特定日や貸切によって料金は変動する可能性があります。これにより、より多くの人が環境問題に目を向けることができる機会が提供されています。
この企画展は、私たちが日々どのように環境を守ることができるかを考える契機となります。海に住む生き物たちや、その環境を守るために行動する人々の取り組みを知ることで、自らも積極的に参加したいと思う方々が増えることを期待しています。今後の開催にぜひ足を運んでください。