AI要約サービス「QuickSummary2.0」とBIZTELの連携
株式会社エーアイスクエアは、AIを活用した要約サービス「QuickSummary2.0」と、クラスター型CTIシステム「BIZTEL」の連携が成功したことを発表しました。このニュースは、コンタクトセンター業界の業務効率化において重要な意味を持つものです。
お互いのサービスの概要
BIZTELについて
「BIZTEL」とは、クラウド型電話システムを提供する企業で、2006年にサービスを開始以来、特にコールセンター向けのソリューションを幅広く展開しています。現在、2,000社以上の企業に導入されていることからも、その信頼性と業界の支持を感じることができます。
このシステムは、コールセンターが必要とする機能を豊富に備えており、導入企業は顧客からの問い合わせや要望に対してスムーズに対応できる環境を提供されています。
QuickSummary2.0について
一方で「QuickSummary2.0」は、コールセンターの応対内容を迅速にテキスト化し、さらにその内容を目的に応じて要約するサービスです。2023年にサービスを開始し、導入している企業数は約30社、2,000席以上に達しています。このサービスは、後処理の時間を削減し、FAQの整備やVOCの分析など、様々な側面で貢献しています。
連携による新たな機能
今回の検証を経て、BIZTELのユーザーは「QuickSummary2.0」を通じて、自動的に通話履歴を生成することが可能になります。これにより、オペレーターはより迅速に顧客の問い合わせに対応でき、業務効率が大きく向上すると期待されます。
QuickSummary2.0の特徴
特長1:柔軟な要約パターン
オペレーターは通話毎に異なる要約パターンを選択でき、必要に応じて最適な要約が得られます。
特長2:リアルタイムの管理
管理者は要約パターンを即時に追加・修正でき、オペレーターはその変更をすぐに利用可能です。これにより、サービスの質を常に最良の状態に保てます。
特長3:利用しやすい料金体系
ユーザーは、固定料金または従量料金の中から柔軟に選ぶことが可能で、先進的なAIモデルを活用することでコストを抑えつつ高品質なサービスを享受できます。
他社製品との連携もあり
また、「QuickSummary2.0」は他の音声認識システムとも連携可能で、たとえばAmiVoice Communication SuiteやEnour CallAssistantなど、既存の業務システムにもうまく統合される点も魅力です。
さらに、CRMとの連携により、要約結果をダイレクトに活用することができ、全体的な業務フローの最適化に貢献しています。
エーアイスクエアの役割
エーアイスクエアは、自然言語処理を専門とし、最新のAIサービスを提供しています。AIチャットボット「QuickQA」や「QuickSummary2.0」を通じて、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを展開しています。これにより、コンタクトセンターの業務効率化と顧客満足度の向上が実現されています。
結論
今後、QuickSummary2.0とBIZTELの連携がどのような成果を生むかに注目が集まっており、業界全体の動向にも影響を与えることが予測されます。両サービスの進化がどのような未来を生み出すのか、目が離せないところです。