ブレインズテクノロジー、異常検知サービスの拡大を発表
ブレインズテクノロジー株式会社が、異常検知サービスの拡充に向け、第三者割当増資を実施しました。この資金調達により、同社はマーケティング活動の強化や経営基盤のさらなる充実を図るとともに、機械学習技術を活用したリアルタイム大規模データ分析基盤「Impulse」の各種サービスの開発を進めていきます。
枯渇しないニーズに応える
ITシステムの統合ログ管理や分析、システム障害予兆検知、さらにはセキュリティの異常検知サービスの重要性が高まる中、ブレインズテクノロジーは迅速なサービス拡充を目指します。また、IoTデバイスから得られるセンサーデータを活用した故障予兆検知も行い、今後も利用シーンを広げていく予定です。
資金調達先の概要
ブレインズテクノロジーと連携して資金を提供するパートナーは以下の通りです:
- - NVCC7号投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社)
- - SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合(SMBCベンチャーキャピタル株式会社)
- - 三生6号投資事業有限責任組合(三生キャピタル株式会社)
これらの投資機関が、同社の取り組みを支える形となります。さまざまなニーズに応えるための速度と柔軟性が求められる中、ビジネス環境の変化にも対応できる体制を整えていきます。
リアルタイムデータ分析基盤「Impulse」
「Impulse」は、Apache Sparkを基盤にしたリアルタイム大規模データ分析のプラットフォームです。これにより、機械学習エンジンを駆使した異常検知や、ITシステム・ネットワーク機器の障害予兆検知を可能にしています。また、IoTデバイスから取り出した膨大なセンサーデータを駆使して、故障の予測も行える点で注目されています。
- IoTデバイスのセンサーデータを用いた設備や製品の故障予測
- ITシステムのログデータを基にした障害予兆検知
- アクセスログを利用したパフォーマンス低下の異常検知
- PCの操作ログを用いた情報漏洩や不正操作の検知
- センサーやカメラの画像データを活用した行動分析
これらの機能は、企業が抱えるさまざまな課題に迅速に対処できる手助けをし、経営の改善やリスク管理に大きく寄与することが期待されます。
ブレインズテクノロジーのビジョン
ブレインズテクノロジーは、2012年3月に商標登録した「Enterprise Intelligence」を通じて、企業知の創造を推進してきました。AIや機械学習を駆使した先進的なITサービスを企業向けに提供し、時代の流れに即した経営支援を行うことに注力しています。これからの展望として、同社はさらなる革新を目指し、より多様なサービスの展開に力を入れていく意向を示しています。
会社概要
- - 名称:ブレインズテクノロジー株式会社
- - 代表者:代表取締役 齋藤佐和子
- - 設立:2008年8月8日
- - URL:ブレインズテクノロジー
今後、彼らの活動に注目が集まることでしょう。