富山県出身の俳優・西村まさ彦が座長を務める演劇集団「富山舞台」が、2024年8月9日(金)から11日(日)まで、東京・下北沢OFF・OFFシアターにて、第5回公演となる「ポンコツ車と五人の紳士」を上演します。
この作品は、劇作家・別役実が執筆した不条理劇で、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」の影響を受けた作品として知られています。劇中では、浮浪者のような5人の紳士が、意味不明な会話を繰り広げます。彼らの会話は、一通の手紙が届くことで、さらに加速していきます。登場人物の存在や展開が曖昧な不条理劇は、観る人を独特の世界へと引き込みます。
「富山舞台」は、西村まさ彦が地元富山で設立した俳優養成講座W.V.A(ウエスト・ヴィレッジ・アカデミー)から生まれた劇団です。劇団員は富山県で日々稽古に励んでおり、西村まさ彦も頻繁に指導を行っています。今回の東京公演は、富山舞台にとって初の東京進出となります。地方劇団の挑戦に注目が集まります。
今回の公演では、富山県在住の劇団員5人が出演します。キャストは、武内良樹、谷龍彦、中易百恵、前田奈津、阿閉三興。彼らは、西村まさ彦の指導のもと、個性豊かなキャラクターを演じます。
上演時間は約1時間。チケットは、チケットぴあにて販売中です。
富山舞台が、別役実の不条理劇をどのように表現するのか、そして、地方劇団の東京初公演がどのような成果を収めるのか、注目が集まります。