OTネットワーク管理の新たな道
アラクサラネットワークスが主催するウェビナー「複雑なOTネットワーク管理の課題、エージェントレスでの運用」が再開催されます。このセミナーは、2024年12月に行われた内容と同様のテーマに基づいており、多くの参加者からの要望で追加が決まりました。
工場のスマート化とOTセキュリティの必要性
近年、産業界では生産性向上や品質管理の向上に向けて、工場のデジタル化が進んでいます。このデジタル化に伴い、内部のOTネットワークが外部と接続される機会が増え、サイバーセキュリティのリスクが高まっています。これにより、従来のOTネットワーク管理を行っていた現場の担当者だけでなく、IT部門のセキュリティ担当者も関わる必要が生じています。
OTネットワーク管理の複雑さ
OTネットワークの管理は、一般的なITネットワーク管理とは明らかに異なります。OTネットワークでは、物理的な設備の即時制御と安全性が求められるため、ネットワークの運用においては停止が許されません。しかし、OT環境には古いOSを使用するレガシーデバイスが多く、これらにエージェントやセキュリティソフトを導入するのは非常に困難です。さらに、設備の新旧が入り混じることや、頻繁なネットワーク構成の見直しによって、管理者ですら状況を把握しきれないケースが多いのが実情です。
このような中で、「知らない端末がいつの間にかネットワークに接続されている」という事態が懸念されています。
エージェントレスでの管理手法
本セミナーでは、エージェント不要でOTネットワークを管理する「AX-Network-Manager(AX-NM)」を使用した具体的な管理手法を解説します。このソフトウェアは、アラクサラネットワークスが提供しており、スイッチやルーターから接続端末の情報を自動的に収集し、トポロジーモデルを生成します。また、接続状況や端末の位置をリアルタイムで可視化できるトレーサビリティ機能も備わっています。
これにより、エージェント導入が難しいOT環境でもネットワークの現状を一目で把握でき、不正端末の発見やライン変更時の追跡をより効率的に行えるようになります。また、マルウェア感染時には異常行動を即座にエッジスイッチレベルで隔離することができ、事前のリスク対策にもつながります。
フォーティネット社との連携
さらに、米国のネットワークセキュリティリーダーであるフォーティネット社との連携についても言及します。本セミナー内では、彼らの最新のデセプションソリューション「FortiDeceptor」に関する具体的な実例も紹介される予定です。
参加をおすすめする方々
このウェビナーは以下の方に特におすすめです:
- - OT環境のセキュリティ強化を考えている方
- - 複雑なOTネットワークの理解を深めたい方
- - エージェントを導入できない環境での資産管理に困っている方
- - 不正アクセスやマルウェア感染に対する迅速な対応策を必要とする方
- - ネットワークの可視化やトポロジ管理を効率化したい方
詳細と参加申し込み
セミナーへの参加や詳細については、
こちらから申し込みが可能です。アラクサラネットワークスと共催するマジセミは、今後も参加者に役立つ内容のウェビナーを開催していく予定です。興味のある方はぜひご参加ください。