BIPROGYがカタリナマーケティングジャパンを子会社化
BIPROGY株式会社は、2026年1月6日付でカタリナマーケティングジャパン株式会社(CMJ)の親会社であるYosemite1株式会社の全株式を取得し、CMJを完全に子会社化しました。この取引は2025年11月28日に発表された株式譲渡契約に基づくものです。この事業が実現することで、CMJはBIPROGYグループの一員として新たなスタートを切ることになりました。
リテール領域における成長戦略
BIPROGYは、2024年から2026年の経営方針において、小売・流通分野を成長戦略の中核に据えています。2030年度には企業価値1兆円を目指すとともに、「持続可能な⽣活者起点の未来型リテールをテクノロジーの⼒で実現する」ことを目的としたビジョンを掲げています。消費や労働力人口の減少といった課題に直面する中で、テクノロジーを活用して持続可能な経営の実現を推進します。
CMJ子会社化の目的
CMJは、D Capital株式会社との提携のもと、米国カタリナマーケティング社からのIT基盤のカーブアウトを進めています。2025年度には、食品スーパーやドラッグストアにも急速にリテールメディアネットワークを拡大し、全国約13,000店舗から年間14兆円規模の購買データを管理する国内最大級のマーケティング支援プラットフォームへと成長すると見込まれています。また、新ブランド「AOUMI」を立ち上げ、リテールメディア市場での地位を確立しています。
未来のリテールビジョン
BIPROGYとCMJが目指すのは、生活者や地域に基づいた需要を起点に、流通業界全体の付加価値を高めるプラットフォームの構築です。購買データと行動データを活用し、デジタル技術で小売現場とサプライチェーンを結び付けることで「生活者・地域起点の流通デマンドチェーン」を実現します。両社のデータ基盤を融合させることで、流通業界の持続的な発展を目指します。
BIPROGYとCMJのシナジー施策
両社は、以下の4つの重点施策を通じて、シナジーを追求しながら成長機会を創出します。
1.
CMJの成長戦略「AOUMI」の加速: BIPROGYのITインフラ技術やAI技術を活用し、「AOUMI」の基盤を強化、サービスの拡充を目指します。
2.
「AOUMI」の提供価値拡大: BIPROGYのリテールマーケティングソリューションとの連携により、「AOUMI」の価値を高めます。
3.
「AOUMI」の進化: DXおよびサプライチェーンソリューションの融合によるマーケティング基盤の発展を図ります。
4.
グローバル展開: アジア市場への拡大を目指し、地域パートナーとの協力による事業展開を行います。
まとめ
BIPROGYがカタリナマーケティングジャパンを子会社化することにより、流通業界におけるデジタル化と効率化が加速します。新たに展開される「AOUMI」が示す未来のリテール戦略がどのように市場を変えるか、その動向から目が離せません。