T3 PHOTO FESTIVAL
2024-09-05 16:45:46

アジアの写真文化を祝福する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」特別展示開催

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 特別展示のご案内



アジアの写真文化を発展させるプロジェクト「T3(ティースリー)」の一環として、2024年10月に東京で開催される「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」において、サンフランシスコ近代美術館名誉キュレーター・サンドラ・フィリップスによる特別展示「New Japanese Photography in New Light」が実施されます。この展示は、東京を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供することを目的としており、大変注目されています。

展示は2024年10月5日から27日までの間、東京ミッドタウン八重洲や国立映画アーカイブなど複数の会場で行われる予定です。本企画のテーマは「New Japanese Photography: 50 years on」で、1974年にニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」に対する現代の解釈を示しています。サンドラ・フィリップスが当時の展示から50年を経て、日本の写真家たちの作品に新たな視点を投げかけ、その革新性を再評価する貴重な機会を提供します。

日本の写真表現への新たな光



サンドラ・フィリップスが日本の写真に初めて関心を持ったきっかけは、1974年の「New Japanese Photography」展でした。当時、彼女は日本の戦後の写真に隠された深みと重要性について十分には理解できていなかったものの、この展示によって強く影響を受けたと語っています。特別展示では、当時選ばれた15人の写真家の作品からサンドラ自身が選定した作品を特集し、日本の工芸技術を用いた独自の表現方法にも挑戦します。

出展作家には、秋山亮二、石元泰博、川田喜久治など、著名な写真家たちが名を連ねており、彼らの作品をもとに、新たな技術や材料を用いた展示が行われます。たとえば、阿波和紙を利用した特注作品や、金属プレートへのUVプリント、さらには大麻布を用いた写真の再現など、多彩なアプローチで日本の伝統と現代性を融合させる試みが展開されます。

文化への誇りと商業への新たな波



サンドラ・フィリップスは、日本の写真と映画が今まさに重要な転換点にあると感じています。彼女は、展示作品が世界中で評価される日本の写真文化の革新性を示すものであり、それが続くことを願っています。また、サンドラ自身も、このプロジェクトを通じて日本の映画文化と写真文化がいかに関連しているかを実感していると言います。過去の偉大な日本の映画の再上映が行われるサンフランシスコの地元映画館でも、日本の映画への注目が集まっています。

展示の概要とスケジュール



  • - 名称: New Japanese Photography in New Light
  • - 期間: 2024年10月5日(土)〜27日(日)
  • - 開催場所:
- 東京ミッドタウン八重洲
- 東京建物八重洲ビル
- 国立映画アーカイブ
- その他の特定会場
  • - 入場料: 無料.

この特別展示は、アジアにおけるアートフォトマーケットの創出を目指す「T3 PHOTO ASIA」と並行して行われ、文化とアートの新たな可能性を模索する貴重な機会となります。アーティストと地域の協力によって生み出される新しい表現を楽しみ、次世代へと文化がつながる場となることを期待しています。

詳しい情報は、公式ウェブサイト T3 PHOTOをご覧ください。


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会社情報

会社名
一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
住所
東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル 1F
電話番号
03-5524-6994

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