未病制御に向けた共同研究
2025-04-04 17:21:52

リジェネソームが東京科学大学と未病制御に向けた共同研究を開始

リジェネソームが東京科学大学と未病制御に向けた共同研究を開始



リジェネソーム株式会社は、東京科学大学の安達貴弘准教授が主導するジョイントリサーチ講座「未病制御学講座」に参加し、共同研究を始めることを発表しました。これは、今後の老化に伴う課題に対して、エクソソームを用いた解決策を模索する意欲的な取り組みです。

共同研究の背景


リジェネソームは、エクソソームという細胞間情報伝達物質を活用し、老化に起因する問題への対策を目指しています。最近では、エクソソームの分離や精製技術の進展により、再生医療や疾患予防に貢献する新たな治療法の開発を進めています。特に、スペースシードホールディングスと連携し、「Fermentation and Longevity Fund」というプロジェクトを通じて、発酵技術を駆使した健康寿命の延長を目指す研究も行っています。

安達准教授は、免疫応答の制御や腸管に関連するセンシングネットワークの解明に取り組んでおり、早期未病の検出と予防策の開発を進めています。生体イメージング技術を活用し、異常をリアルタイムで可視化することで、疾患の早期認識と予防につなげることを目指しています。共同研究では、超早期未病の発見に向けたアプローチと、それに基づく新しい食品や医薬品の開発を進めていく方針です。

研究の目的と展望


本研究は、エクソソームを含むナノ粒子が免疫応答に与える影響を明らかにすることに主眼を置いています。特に未病の領域では、疾患の兆候が現れる前の状態をいかに管理するかが課題となっており、ナノ粒子の新たな機能を探求することで、健康維持や疾病予防に寄与することを目指しています。

また、研究の結果を基にしてナノ粒子を使った革新的な治療法や診断技術の開発も進められています。さらに、産学連携を強化し、得られた成果を社会に実装することで、より多くの人々の健康寿命を延ばすことに貢献したいと考えています。

ジョイントリサーチ講座未病制御学講座の概要


このジョイントリサーチ講座は、「超早期未病」の検出と、それをターゲットにした予防や治療法の開発を目的として、2021年に設置されました。これには、9社の企業が協力しており、未病に関連する新たな医療や産業のイノベーションを目指しています。

ここでの研究テーマは、免疫応答の制御や腸管のセンシングメカニズムの理解を深め、超早期未病をターゲットにした新しい食品および医薬品の開発などです。この共同研究は、医療の新しいフロンティアとして注目されています。

企業の背景とビジョン


リジェネソームは、ナノ粒子であるエクソソームを駆使する企業で、老化抑制や再生医療の分野で新たな解決策を提供しています。その研究者としてのホスピタリティは、医療技術の革新や宇宙医学における発展に取り組む姿勢を強調しています。これにより、人類の健康寿命延伸と宇宙の探査にも寄与しようとしています。

スペースシードホールディングスは、「SFをノンフィクションにする」という理念のもと、投資活動や事業創出を通じて社会課題の解決を目指しています。共同研究を通じて、人類が宇宙で居住するための基盤技術を築くことを目指しています。

このように、リジェネソームと東京科学大学の共同研究は、未来の医療と健康のあり方を革新する可能性を秘めた重要な一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
スペースシードホールディングス株式会社
住所
東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
電話番号
080-5063-8705

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