佐賀玉屋が220周年を迎え新たな挑戦へ
佐賀県佐賀市にある佐賀玉屋が、創業220周年を記念し「新生・佐賀玉屋」として生まれ変わることを発表しました。この新しい取り組みは、既存の百貨店の枠を超え、街全体を巻き込んだ大規模なプロジェクトの始まりを告げています。現在の館内においては、2026年3月から「プレ・リモデル」と称する大規模なアップデートが実施される予定です。このリモデルにより、従来の百貨店の理想像を再考し、地域に愛される新たな場を提供することを目的としています。
温泉と百貨店の融合
特に注目すべきは、新本館が竣工する2028〜2029年に向けた温泉掘削プロジェクトです。このプロジェクトは新本館建設予定地において行われ、先日行われた地鎮祭ではその意義と未来への期待が語られました。掘削した温泉は、将来的には百貨店内の施設やホテルの一環としても活用され、佐賀市の中心部で「温泉文化を楽しむことができる街」としての地位を確立することを目指しています。さらに、着工までの準備期間中には、足湯の設置や様々なイベントを通じて、「人が集まる場所」としての活用も計画されています。
新しいコスメブランド「SUMIHADA」の誕生
また、佐賀玉屋は独自のセレクトコスメブランド「SUMIHADA」を立ち上げることも発表しました。このブランドは、地元の自然由来の原料を活用し、佐賀大学や県との連携の下で、地域特有の魅力を活かしたコスメ展開を目指しています。フレグランス専門ショップのオープンや、地域のインフルエンサーと共に行う体験イベントの企画なども考案されており、訪れる人々に新たな楽しみを提供する予定です。
メンズセレクトショップ「HI-FRONT」の新設
さらに、佐賀玉屋内に新たにオープン予定の「HI-FRONT」は、メンズファッションを取り扱うセレクトショップとして、ジャパニーズスタイルを追求し、品質にこだわったアイテムを揃えます。長く愛用できるスタンダードなアイテムを中心に展開されるこのショップも、多くの人々が訪れる新たな魅力の一環となるでしょう。
デパ地下の刷新と地域密着型のアプローチ
また、2026年4月からはデパ地下の刷新が計画されており、テーマは「ライブ感・シズル感」です。店舗のレイアウトを大幅に見直し、その場で味わえるドリンクを提供するカウンターや、こだわりの寿司や惣菜を取り揃えたスペースが誕生します。「目的がなくても寄りたくなるデパ地下」をコンセプトに、地域の新しい食文化を体験できる場所へと生まれ変わる予定です。北部九州地域の特産を生かした食品フロアとして、新たな発見の多い場所となることが期待されています。
今後の展望
佐賀玉屋の今回の取り組みは、単なる改装に留まらず、未来を見据えた百貨店のモデルケースとなることを目指しています。このプロジェクトを通じて、多くの人々が訪れる場として、また街の未来を共に作り出す場としての役割を果たしていくことでしょう。佐賀玉屋の挑戦は、地方百貨店の新たな形を見せる重要な一歩となるはずです。