桃園がFOODEX JAPANに出展、8社の食品メーカーが参加して新たな市場を開拓

桃園市、FOODEX JAPANに再出展

桃園市は、台湾の交通の中心地として知られ、商工業が盛んで、食品加工会社の本社が集まる地域です。ここで生まれた数多くの優れた食品が、国際舞台でも評価を受けています。今年、桃園市政府は、厳選された10社の優良企業と共に、FOODEX JAPAN（国際食品・飲料展）に5回目の参加を果たしました。このイベントは、食材や飲料の商材が一堂に会し、ビジネスチャンスを見出す場として注目されています。

桃園パビリオンの魅力的なラインナップ

今回の出展では、特に注目すべき企業や商品が続々と登場しました。
1. 恒器製酒 - 台湾初のサツマイモを使用した旨味の強い酒を提供。特有の風味が楽しめるお酒として多くの来場者の関心を集めました。
2. 優穀食品 - サクサク食感のえんどう豆スナックがITQIの優秀味覚賞で2つ星を受賞。味わい深いスナックとして、今回のイベントの目玉の一つです。

この他にも多様な企業が出展しています。例えば、長年の歴史を誇る 光泉牧場 は、高い製造技術と品質管理で知られる乳製品を提供し、 竹峰茗茶 と 奉茗堂茶業 は、台湾茶の本格的な魅力を国内外にアピールしています。

さらに、 興栄碾米工廠 の玄米を使ったナッツスナックは健康志向の消費者からの注目を集め、 三叔公 では、いちご練乳ヌガークッキーが新たな人気商品として推奨されています。

もともとOEMからスタートし、現在では70か国以上で商品を販売している 手信坊 も、自社の商品を紹介し、国際市場でのさらなる展開を目指しています。創業から50年以上の歴史を持つ 豆之家食品 では、台湾の名物パイナップルケーキが金賞を受賞し、来場者の期待を寄せています。

市政府の取り組みと期待

桃園市政府経済発展局は、食品産業を非常に重視し、国際展覧会への参加を通じて現地産業の発展を推進しています。市政府が編成したこのチームは、地域の食品メーカーと海外のバイヤーのビジネス交流を強化し、国際協力の可能性を広げることを目指しています。さまざまな文化を持つ国々との交流は、桃園の食品企業にとって貴重な成長の機会となるでしょう。

また、桃園市は味覚だけでなく、見た目やブランドイメージの向上にも力を入れ、海外のバイヤーと交流する場を提供することで、国際市場での競争力を増していくとのことです。