動画やSNS時代の子どもたちに必要な教育
現代の子どもたちは、スマートフォンを日常的に使用することが当たり前になっています。しかし、その一方で情報セキュリティに関する教育は十分でなく、知識を持った指導者も不足しています。このような背景から一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)が、「スマートフォン・セキュリティかるた」の作成を発表しました。これは、子どもたち自身が危険を認識し、周囲と協力しながら問題を解決していくための力を育むことを目的としています。
セキュリティかるたの狙い
「セキュリティかるた」は、主に小学校高学年から中学生を対象としています。子どもたちがスマートフォンを安全に使いこなすために、必要な知識や判断力を身につけられるようにすることがこのプロジェクトの中心です。これらの能力を育成することで、彼らが自発的に危険を察知し、正しい対処法を考える力を養うことが期待されています。普段からSNSやアプリを利用し、自分たちの情報を扱う機会が多い世代にとって、セキュリティ意識の向上は急務と言えるでしょう。
教育方法の変革
JSSECの啓発事業部会長、藤平武巳氏は、「子どもたちのスマートフォン利用環境が年々変化している中、過去の知識の押し付けでは通用しない。必要なのは、子どもたち自身に考えさせる機会を与えることです」と語ります。このため、「セキュリティかるた」は、子どもたちが楽しみながら学べるように工夫されています。
募集概要
JSSECでは、「セキュリティかるた」を教育の場で活用していただける団体を募集中です。使いやすくアレンジされたカルタ形式は、カジュアルな環境でも利用できる点が利点。詳しい募集要項については、公式ウェブサイトをご覧ください。
セキュリティかるたの詳細はこちら
日本スマートフォンセキュリティ協会の取り組み
JSSECは2011年に設立され、スマートフォンの安全な利用を促進するための啓発活動を行ってきました。テクノロジーが進化し続ける中で、利用者が安心してデジタル社会を楽しむ環境を提供することが、彼らのミッションです。情報セキュリティの重要性を理解し、次世代の利用者を育てるため、このような新しい教育手法を取り入れていくことが求められています。
お問い合わせ先
参加希望や詳細についてのご質問は、以下の連絡先までお気軽にどうぞ。
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E-mail:
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