PFAS規制に対応!ユニケムが水系非PFASフッ素系界面活性剤を開発
近年、環境負荷の観点からPFAS(パーフルオロアルキル物質)の規制が世界的に強化されています。それに伴い、PFASを含まない代替材料へのニーズが高まっています。
ユニケム株式会社は、2023年からPFASを含まないフッ素系界面活性剤の展開を開始しており、すでに多くのユーザーから高い評価を得ています。しかし、これまでのラインナップは溶剤にしか溶解しないタイプのみでした。
水系での使用を望む声も多かったことから、ユニケム株式会社は水系タイプの非PFASフッ素系界面活性剤の開発に着手。この度、開発が完了し、本格的なサンプルワークを開始しました。
新規開発された水系非PFASフッ素系界面活性剤
概要
特徴: PFAS規制案に該当しない水溶性のフッ素系界面活性剤
想定用途: 塗料、潤滑剤、コーティング剤、レジスト、分散剤など
量産時期: 2024年夏よりサンプルワークを開始。ユーザー評価状況に応じて順次量産を開始
水系タイプ開発の背景
PFAS代替材料として、シリコーンなどが提案されていますが、性能や用途の面で、すべてのPFASを置き換えられるわけではありません。特に、シリコーンが適さない用途では、依然としてフッ素系界面活性剤への需要は高い状況です。
ユニケム株式会社では、水系タイプの非PFASフッ素系界面活性剤の開発によって、より幅広い用途に対応できるようになり、ユーザーの選択肢を増やすことが期待されています。
サンプルのご要望
本製品のサンプルをご希望される方は、ユニケム株式会社の問い合わせフォームからご連絡ください。
会社概要
会社名: ユニケム株式会社
所在地: 大阪市平野区加美東6丁目15-4
URL: https://uni-chem.co.jp/