フランス料理の真髄を味わう幸せ
2025年2月26日、アンドレ・パッション氏による料理書 『フランス郷土料理』が発売されます。この本は、フランス全地方にわたる郷土料理のレシピを集めたもので、日本におけるフランス料理の第一人者が手がけた一冊です。税込価格は14,300円で、パッション氏の秘蔵レシピが惜しみなく収められています。
フランス料理の本質
アンドレ・パッション氏は、フランス料理の奥義を“郷土料理”に求めています。郷土料理とは、各地の旬の食材を使用し、時間をかけて作る料理のこと。この本には、料理を通じて学んだパッション氏の豊富な経験がつまっています。
「余計な装飾や手間をかけず、必要最小限のコストをかけながら、しかし時間は惜しまず使うこと。それこそが料理の真髄です」とパッション氏は語ります。技術、知識、経験を通して、自分の感覚を信じることが、最高の料理を生み出す秘訣だと言えるでしょう。
美食家たちが集まる場所
1970年に来日して以来、アンドレ・パッション氏は日本にフランス料理を伝えることに情熱を注いできました。彼が経営する代官山の老舗フランス料理店「レストラン・パッション」には、国内外から多くの美食家が集まります。2024年に開催されたカスレ世界大会では、パッション氏のチームが優勝した事が話題になりました。
この令和の時代に、パッション氏が集大成として発表する『フランス郷土料理』は、まさに彼の料理哲学を形にしたものです。各地方の郷土料理を通じて、その食文化背景や人々の生活が豊かに紹介されています。フランス全13地方の料理について詳しく知ることができるのも、この書籍の魅力のひとつです。
ワインとのペアリング
本書では、各料理に合うワインも多数紹介されています。料理人はもちろん、ソムリエやセミプロの方々、さらにフランス料理を愛するすべての人に楽しんでもらえる内容です。料理の美しさを引き立てる写真も充実しており、見るだけで幸せを感じることでしょう。
アンドレ・パッションについて
アンドレ・パッション氏は1944年11月22日、南フランスのモンペリエに生まれ、カルカソンヌで育ちました。1960年にフランスで修業を始め、1970年に来日。大阪万博では「ウ・ピック」のシェフを務め、その後、六本木の名店「イル・ド・フランス」のシェフとしても活躍しました。1984年に代官山で「レストラン・パッション」を開店し、今やパッショングループを形成しています。
本書の発売に期待!
『フランス郷土料理』は、フランス料理の神髄が詰まった一冊となることでしょう。新たな料理の発見や技術の習得、そして食文化の理解をもたらしてくれる本作に、ぜひご注目を。2025年2月26日の発売を心待ちにするばかりです。