おみやげ防災
2021-01-15 11:00:10

兵庫県神戸市で防災知識を広める『おみやげ防災』の配布開始

兵庫県神戸市における防災知識発信プロジェクト



2023年1月17日、阪神淡路大震災が発生した日に、兵庫県神戸市では「おみやげ防災」の配布が始まりました。これは、過去の震災経験を基にした防災知見を全国に広めることを目的としたプロジェクトです。これにより、多くの観光客に地元の防災に関する情報を持ち帰ってもらうことを狙っています。

このプロジェクトは、被災地に密着した地元新聞社が主導しており、特に地震への備えについて的確な情報を集めてきました。阪神淡路大震災から26年が経った今もなお、その記憶は色あせていません。人々の心には、災害の恐ろしさや、その際に必要な対策が刻まれています。

配布されるおみやげ袋には、「在宅時の避難」をテーマにした防災知見が詰まっています。具体的には、非常食の備蓄方法や家具の配置、震災発生時の緊急措置、そしてトイレ問題の対策方法を記載。このような情報を、多くの人々に知ってもらうことが急務なのです。

プロジェクトの立ち上げは昨年度にさかのぼりますが、新型コロナウイルスの影響で実施が延期されていました。しかし、災害は待ってくれないため、状況が許す限り進めていくことが重要な判断となりました。神戸新聞社の担当者は、「災害への備えを見直す契機にしてほしい」と語ります。

配布方法と配布場所



「おみやげ防災」は、三宮駅や神戸空港など、神戸市内の象徴的な場所で配布されます。このプロジェクトは、観光客が帰宅する際にこのおみやげ袋を持ち帰ることで、各地での防災意識を高めることを期待しています。配布は、無くなり次第終了となるため、早めに訪れることが推奨されています。

配布場所は以下の通りです。


  • - JR新神戸駅
  • - JR三ノ宮駅
  • - JR神戸駅
  • - 神戸空港
  • - 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
  • - 北淡震災記念公園

新型コロナウイルスの影響を考慮し、配布においては様々な対策が講じられています。マスクの着用や手指の消毒も徹底され、一定の距離を保ちながら配布が進められます。

今後の展開



また、福島では東日本大震災に関する知見を、熊本では熊本地震から得た知見をそれぞれ配布する予定です。防災情報はデジタルデータとしても公開されるため、誰でもアクセス可能な形で防災知識を手に入れることができます。

この取り組みを通じて、一人でも多くの人が災害に対する備えを意識し、実行に移すことができるよう願っています。防災は決して他人事ではなく、私たちひとりひとりが考えるべき重要なテーマです。地域社会の知識を集約し、次世代に継承していくことが、これからの課題となるでしょう。

会社情報

会社名
おみやげ防災プロジェクト
住所
東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ14階
電話番号

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