新サービス「社長の右腕 by StepBase」中小企業の救世主となるか

新サービス「社長の右腕 by StepBase」の登場

2025年9月1日、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が新たにオンラインBPOサービス「社長の右腕 by StepBase」を提供開始します。このサービスは、特に人的リソースに悩むベンチャーや中小企業の経営者に向けて設計されています。企業の約99％を占めるこれらの企業は、経理や人事といったバックオフィス業務まで経営者自身が兼務していることが多く、成長や生産性向上のための戦略的業務に時間を割くことが難しいという問題があります。

「社長の右腕」は、この課題を解決するために業務をパッケージ化し、煩雑な日常業務を代行します。たとえば、会食の手配やSaaSツールの導入手続きなど、さまざまな日々の業務を、24時間365日いつでも依頼できる環境が整っています。これにより経営者は、企業の成長に必要な核心的な業務に専念できる時間を確保できるようになるのです。

サポート業務の具体例

「社長の右腕 by StepBase」では、依頼可能な業務は多岐にわたり、以下のようなタスクが含まれています:

- 会食や出張の手配
- 経費精算および領収証の管理
- 会議のスケジュール調整や資料送付の対応
- 各種SaaSツールの比較検討、導入手続きやアカウント管理
- インターンシップ候補生の選定

これらの業務は、パーソルビジネスプロセスデザインが持つ専門人材によって実施され、質の高い業務支援を提供します。

提供の背景とニーズ

近年、日本の労働人口の減少が進む中、多くの経営者が持つ「人材不足」という深刻な問題が浮上しています。中小企業庁によると、2025年には中小企業がますます厳しい状況に置かれることが予測されています。このような背景の中で、社長が重要な業務に専念できるための支援が求められています。

■9 Capitalとの連携
パーソルビジネスプロセスデザインは、福岡県北九州市を拠点とするベンチャーキャピタル「9 Capital合同会社」と連携し、スタートアップが必要とするサービスの質の向上を図っています。今後も地域の組織や団体と協力し、普及を進める計画です。

今後の展開

「社長の右腕 by StepBase」は、ベンチャーや中小企業の成長を支えるツールとして位置付けられています。経営者が抱える負担を軽減し、雇用の維持と企業の成長を促進することが期待されています。そして、今後は「30時間でできる脱炭素化経営」や「男性の育児休業取得支援パッケージ」など、社会課題を解決する新たなサービスの提供も予定されています。

経営者のための新たな選択肢

パーソルビジネスプロセスデザインの執行役員、橋口真氏は、「社長の右腕 by StepBase」を利用することで、経営者が1日1時間の余裕を持つことができ、事業推進やDX推進へと注力が可能になると述べています。労働人口減少の影響がますます深刻化する中で、このサービスを通じて、経営者はより効率的に企業を運営できる環境が整うことが期待されます。

さらに、パーソルグループは「はたらいて、笑おう。」というビジョンを掲げ、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みを進めています。バックオフィス業務を効率化する「社長の右腕 by StepBase」は、企業が未来に向かって成長するためのキーとなるサービスとなるでしょう。