セイ・テクノロジーズ、買い切り型ジョブスケジューラーを発表
セイ・テクノロジーズ株式会社が最新のジョブスケジューラー、「Job Director R17」を11月28日から正式に販売することを発表しました。これにより、企業のジョブ管理に関する新しい解決策が提供されます。
ジョブ管理の重要性
システム運用の複雑化が進む現代において、多くの企業は確実かつ安定的に日々の処理を運用することが求められています。これに伴い、コストや運用の負荷、ライセンス体系といった従来のツールが抱えていた課題を解決する必要性がますます高まっています。特に、システム管理者は「システムを止めない」ことが求められるようになり、安定した運用基盤の確立が急務とされています。
従来のツールの限界
従来のタスクスケジューラや統合運用管理ツールには限界があります。特に、ジョブやサーバーが増える中で、設定や障害対応が複雑化することが問題です。また、現在多くの企業が導入しているサブスクリプション型ライセンスも、年度ごとの予算取りや契約見直しが必要であり、運用に負担がかかります。
そこで登場したのが「Job Director R17」です。このツールはジョブ管理に特化しており、異なるシステムやプラットフォームにおけるジョブの連携をシンプルに実現します。さらに、買い切り型のライセンス体系を採用し、コア数に依存しない価格設定を行っているため、中長期的な運用がしやすく、大企業や中堅企業での導入にも適しています。
Job Director R17の新機能
「Job Director R17」は、シンプルで直感的な設計思想のもと、最新のオペレーティングシステムへの対応やシステム管理者の要望を反映した新機能が充実しています。これにより、日々のジョブ運用をより効率的かつ安定的に行えるようになります。具体的には、以下のような新しい機能が追加されました。
- Windows Server 2025
- Red Hat Enterprise Linux 9
- Microsoft 365へのメール送信部品対応
- Jcdbsのローカルポートバインド対応
- ジョブネットワーク投入コマンドやWebAPIの強化
- クリティカルポイント警告の指定範囲の拡大
- 最新カスタムジョブテンプレートの反映機能
- 設定ファイルの再読み込み機能の追加
これにより、企業はよりスムーズな運用管理が可能になるでしょう。
トライアルプログラムの提供
セイ・テクノロジーズは「Job Director R17」の機能を60日間無料で試すことができるトライアルプログラムを提供しています。さらに、無償のハンズオントレーニングも実施予定で、実際に操作を学ぶことができる機会も用意しています。
まとめ
「Job Director R17」は、今の時代に必必要なジョブ管理ツールとして、多くの企業からの注目が集まることが予想されます。既存のシステムを見直す絶好の機会になるかもしれません。詳細については、公式サイトで情報をチェックすることができます。