アロバ、「ArobaView Edge Gateway」を発表
監視カメラの統合管理に特化したシステムを提供する株式会社アロバ(本社:東京都新宿区)は、2024年9月2日に新商品「ArobaView Edge Gateway(AVEG)」の発売を予定しています。これにより、以前は特定メーカーのカメラに限定されていたクラウド録画サービスの対応が大幅に拡充され、より多くのカメラメーカーに適用できるようになります。
「ArobaView Edge Gateway」とは
AVEGの導入によって、アナログカメラも対応可能になり、お客様は新たにカメラを購入することなく、既存の機器を活用したままクラウド録画サービスを利用できます。これは、多くの業界において監視とセキュリティの強化を図る助けとなるでしょう。
開発の背景
アロバは、VMS製品「アロバビュー」を約20年間提供しており、2017年にマルチベンダー対応のクラウド録画サービスを、さらに2019年には映像データを直接クラウドに送信する新たな録画サービス「アロバビュークラウドダイレクト」をリリースしました。このように、同社はセキュリティ管理と業務効率化を支援してきました。
とはいえ、従来のサービスには通信環境に由来する録画失敗の問題や、選定されたIPカメラへの依存といった課題がありました。新製品AVEGはこれらの弱点を克服し、ニーズに応じた柔軟な録画ソリューションを提供します。
特徴とメリット
AVEGには、以下のような特徴があります:
- - 通信環境に依存しない安定稼働:アプリケーション(AVRA)による一次処理を行い、不安定なネットワークでも録画に影響を与えにくい工夫が施されています。
- - 高品質 低価格:長いGOPレングス設定が可能で、低ビットレートでも高解像度と高フレームレートを実現し、運用コストを抑えつつも質の高い映像を提供します。
- - 多層的なセキュリティ対策:録画データの暗号化に加え、管理者向け機能により、権限設定やログ管理が可能です。これにより、セキュリティが強化されます。
- - シンプルな導入:ルーターのポートフォワードが不要で、すぐに導入が可能です。
- - カメラ死活監視機能:カメラの接続状況を自動で監視し、問題が発生すれば指定のメールに通知します。
- - フェールオーバー機能:ネットワークが切断された際でも、自動で録画データをSDカードに保存し、通信が復旧するとクラウドにアップロードされます。
- - マルチデバイス対応:Windows PCやモバイルデバイスからのアクセスが可能で、いつでもどこでもチェックできます。
まとめ
今回の「ArobaView Edge Gateway」の導入により、従来の障害を克服し、より多様なカメラを活用した監視システムが実現します。これにより、顧客は既存の資産を最大限に利用しながら、手軽にクラウド録画サービスを利用できるようになるでしょう。アロバは今後も、さらなるサービスの向上を目指していきます。