新設のファンド「匠のファンドさいこう」
独立系運用会社のfundnote株式会社は、2025年11月21日からの運用開始を目指し、「fundnoteTOB企業価値ジャッジファンド(愛称:匠のファンドさいこう)」を新たに立ち上げることを発表しました。このファンドは、企業価値を見極めるための独自の戦略を採用し、特に公開買付(TOB)に着目した投資方法が特徴です。
企業価値の見極めを目的とした戦略
「匠のファンドさいこう」は、2つの主要な戦略を通じて運用されます。まず1つ目は
TOBジャッジ戦略です。これは、株主構成によって経営にゆとりが生じている企業をターゲットにし、本源的な価値との乖離やTOBなどのコーポレートアクションの可能性に焦点を当てています。この戦略では、エンゲージメントを通じて企業の価値向上を狙い、乖離の是正によるリターン獲得を目指します。
2つ目は
企業価値ジャッジ戦略です。ここでは、一時的な要因によって本源的な価値が過小評価されている銘柄に投資し、株価が本来の価値へと戻る過程からリターンを得ようとするアプローチが取られます。市場価格が本源的価値に対して著しく過大であると判断される銘柄には、ショート戦略を適用することもあります。この信託機会により、投資家はより多様な選択肢とリターンを享受できると期待されています。
セミナー情報
ファンドの販売開始前には、対面及びオンラインでのセミナーが開催されます。特に、ファンドマネージャーの神谷悠介氏が直接投資家に投資戦略を説明することが予定されています。対面セミナーは2025年11月4日にTKP田町駅カンファレンスセンターホールで開催され、オンラインセミナーは10月16日、19日、22日にそれぞれ行われる予定です。この機会にぜひ参加し、ファンドの詳細を理解していただくことをお勧めします。
ファンドの基本情報
このファンドは国内株式を対象とし、2025年10月15日に届出を行い、10月31日から募集が開始される予定です。また、購入手数料は無料ですが、信託報酬が設けられています。基本報酬は運用純資産の年1.98%(税抜き1.8%)で、実績報酬もあります。なお、信託財産から払われるため、資産運用においての費用構造についても理解しておく必要があります。
運用が開始されると、継続的な募集が行われ、投資家は100万円以上の単位での購入が可能です。
まとめ
新たに立ち上がる「匠のファンドさいこう」は、企業価値を見極めるための洗練された投資戦略を採用しています。これまでの運用の現場で培われた知識と経験をもとに、投資家の期待に応え、新たな資産形成の可能性を開くことを目指しています。今後のセミナーやさらに詳しい資料を通じて、ぜひその詳細を確認し、新しい資産運用の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。