ヤマザキマザックが契約書管理クラウド「Hubble mini」を導入

ヤマザキマザック株式会社が、契約書管理を効率化するために「Hubble mini」を導入しました。このクラウドサービスは、契約書をアップロードするだけでAIが自動的に契約台帳を作成するという最新の技術を活用しています。年間500社以上に導入されているこのサービスは、特に法務部門や事業部門における協力を強化し、契約業務の生産性向上に寄与しています。

導入の背景

ヤマザキマザックでは、各部門の契約書管理が一元化されていない状態であり、重要な契約の内容や更新期日を把握することが困難でした。それにより、契約期限の管理ができず、意図しない契約終了のリスクが生じていました。また、各部門との情報共有が行われていなかったため、重複した契約の審査が非効率となることもありました。

このため、Hubble miniの導入が決定され、複数の事業部門が協力して積極的に活用を始めたことで、状況が大きく改善されました。例えば、Hubble miniによって契約の有無が可視化され、「ある」と思っていた契約が実は存在しないことが判明し、適切な対応を進められるようになりました。

Hubble miniの特長

「Hubble mini」は、OpenAIの最新技術GPT-4oを使用して、契約書の内容を読み取り、自動で契約台帳を生成します。業界初となる「カスタム項目AI自動入力」機能により、その企業独自の管理項目を設定でき、効率的な契約管理を可能にしています。また、改正電子帳簿保存法にも対応しており、契約書の管理工数を大幅に削減することができます。

さらに、Hubble miniは更新期限の自動通知や柔軟な権限設定が可能で、紙媒体と電子契約書の横断検索も充実しています。これにより、多くの企業が契約DXの一環として利用することができており、市場での競争力を高めています。